- カオナビのFY22第四四半期末売上高は12.7億円
- カオナビのFY22第四四半期末公開ストック売上高比率は85.8%
- 計算のFY22第四四半期末MRRは4.1億円
- カオナビのFY22第四四半期末のARPAは16.4万円
- カオナビのFY22第四四半期末の契約社数は2,497社
- カオナビのFY22第四四半期末の契約社(100人未満)数は409社
- カオナビのFY22第四四半期末の契約社(100-900人)数は1,700社
- カオナビのFY22第四四半期末の契約社(1000人以上)数は388社
- カオナビの提供するタレントマネジメントシステムは人材情報を一元化し人事や経営課題を解決するシステム
- タレントマネジメント領域のITシステム導入状況は12.6%に止まり、電子メールやスケジューラーの導入に比べるとまだまだ普及できる余地が大きい
- カオナビはリクルートとの協業により、さらに領域を広げられる
- TAMは人材データプラットフォーム関連市場で約8.4兆億円、タレントマネジメントシステム市場で約2,000億円
- FY22第四四半期末の従業員数は229人
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
カオナビのFY22第四四半期末売上高は12.7億円
はじめにカオナビの最新四半期末(2022年第四四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、カオナビの2022年第四四半期末の売上高は12.7億円であり、
- 計算の単月売上は 4.2億円/月
- 直近YonY成長率は +34.1%
- 直近QonQ成長率は +9.0%
となっています。
カオナビのFY22第四四半期末公開ストック売上高比率は85.8%
続いて、カオナビの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料にてカオナビはそのストック売上高推移を公開しています。こちらによればFY22第四四半期末のストック売上高比率は85.8%です。
計算のFY22第四四半期末MRRは4.1億円
続いてカオナビの最新四半期末(2022年第四四半期末)のMRRを見てみましょう。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、カオナビの公開ARRを12で割り算した計算によるFY22第四四半期末MRRは4.1億円であり、
- 計算の新規MRRは+1,178万円/月
- 直近YonY成長率は+36.0%
- 直近QonQ成長率は+9.4%
となっています。
カオナビのFY22第四四半期末のARPAは16.4万円
続いてカオナビの最新四半期末(2022年第四四半期末)の平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、カオナビの2022年第四四半期末の平均顧客単価は8.5万円であり、
- 直近YonY成長率は+12.3%
- 直近QonQ成長率は+3.1%
となっています。
カオナビのFY22第四四半期末の契約社数は2,497社
続いてカオナビの最新四半期末(2022年第四四半期末)の契約社数を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、カオナビの2022年第四四半期末の契約社数は2,497社であり、
- 計算の単月契約社数は +50社
- 直近YonY成長率は+21.2%
- 直近QonQ成長率は+6.3%
となっています。
カオナビのFY22第四四半期末の契約社(100人未満)数は409社
続いてカオナビの最新四半期末(2022年第四四半期末)の契約社(100人未満)数を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、カオナビの2022年第四四半期末の契約社数(100人未満)は409社であり、
- 計算の単月契約社数は +6社
- 直近YonY成長率は+13.0%
- 直近QonQ成長率は+4.3%
となっています。
カオナビのFY22第四四半期末の契約社(100-900人)数は1,700社
続いてカオナビの最新四半期末(2022年第四四半期末)の契約社(100-900人)数を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、カオナビの2022年第四四半期末の契約社数(100-900人)は1,700社であり、
- 計算の単月契約社数は +39社
- 直近YonY成長率は+25.1%
- 直近QonQ成長率は+7.5%
となっています。
カオナビのFY22第四四半期末の契約社(1000人以上)数は388社
続いてカオナビの最新四半期末(2022年第四四半期末)の契約社(1000人以上)数を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、カオナビの2022年第四四半期末の契約社数(1000人以上)は388社であり、
- 計算の単月契約社数は +5社
- 直近YonY成長率は+14.1%
- 直近QonQ成長率は+3.7%
となっています。
以降はこれまでに紹介してきた単価、社数など各種KPIに関連した参考情報を数点ご紹介します。
カオナビの提供するタレントマネジメントシステムは人材情報を一元化し人事や経営課題を解決するシステム
はじめにタレントマネジメントシステムについて紹介します。タレントマネジメントシステムは、企業の抱えるさまざまな人材関連の課題(例として
- 人材の育成
- 採用の強化
- 生産性の向上
- 柔軟な働き方の推進
など)に対して、
- 従業員が持つ能力やスキルなどの情報を採用・配置・育成などに活用する
ことを通して、従業員と組織両方の軸でパフォーマンスを最大化することを目指すものです。
タレントマネジメント領域のITシステム導入状況は12.6%に止まり、電子メールやスケジューラーの導入に比べるとまだまだ普及できる余地が大きい
続いて、カオナビの市場開拓余地を紹介している図を紹介します。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、
- タレントマネジメント領域のITシステム導入状況は12.6%
に止まっており、
- 電子メールやスケジューラーの84.1%
に比べるとまだまだ普及できる余地は大きいとのことです。
カオナビはリクルートとの協業により、さらに領域を広げられる
続いて、カオナビの今後の拡大方法を紹介している図を紹介します。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、同社はリクルート(補足:リクルートHDは2022年3月末時点でカオナビの株式を21.4%保有しています)との協業により、自社で提供しているタレントマネジメント領域に加えて
- 適性検査
- 人事コンサル
- 人材教育
- 人材紹介/人材派遣
- 採用管理
- 求人マッチング
とさらにサービス提供領域を広げることができるとのことです。
TAMは人材データプラットフォーム関連市場で約8.4兆億円、タレントマネジメントシステム市場で約2,000億円
続いて、カオナビのTAMを紹介している図を紹介します。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、
- 人材データプラットフォーム関連市場で約8.4兆億円
- タレントマネジメントシステム市場で約2,000億円
とのことです。リクルートとの恊働が進むとTAMが大幅に拡大することが示唆されていますね。
FY22第四四半期末の従業員数は229人
最後にカオナビの従業員数推移を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年3月期第四四半期決算説明資料によれば、カオナビのFY22第四四半期末の従業員数は229人であり、
- 計算の単月従業員は +8人/月
- 直近YonY成長率は +24.5%
- 直近QonQ成長率は +11.2%
となっています。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。