- セーフィーは、高い画質・セキュリティ、低価格を特徴とした防犯カメラのクラウドサービスを提供
- 2014年10月「映像から未来をつくる」をビジョンに、モーション・コーポレート社より関連事業及び資産の譲渡を受けセーフィー(株)を設立。2015年5月BtoC向けのクラウド録画型防犯カメラサービス「Safie HOME」、2015年7月BtoB向けのクラウド録画型防犯カメラサービス「Safie PRO」をリリースし、2021年9月東証マザーズへ上場予定。
- 売上高は2020年12月期末で50.5億円。直近YoY成長率は+158%
- 2020年12月期末の計算ストック売上高比率は42.0%(売上高に占めるリカーリング売上高の比率)
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
セーフィーは、高い画質・セキュリティ、低価格を特徴とした防犯カメラのクラウドサービスを提供

さて、初めにセーフィーのプロダクトについてご紹介します。2021/8/30時点の同社ホームページによれば、セーフィーは、主要事業として、
・高い画質
・高いセキュリティ
・低価格
を特徴とした防犯カメラのクラウドサービスを提供しています。防犯カメラの画像・動画をクラウドにアップロードし、その動画をスマートフォンやパソコンから手軽にアクセスできることが様々な業態の企業にて導入が進んでいるとのことです。

2014年10月「映像から未来をつくる」をビジョンに、モーション・コーポレート社より関連事業及び資産の譲渡を受けセーフィー(株)を設立。2015年5月BtoC向けのクラウド録画型防犯カメラサービス「Safie HOME」、2015年7月BtoB向けのクラウド録画型防犯カメラサービス「Safie PRO」をリリースし、2021年9月東証マザーズへ上場予定。

続いて2021/8/25発表 第7期有価証券報告書よりセーフィーの沿革についてご紹介します。セーフィーの沿革によれば、セーフィーは
・2014年10月「映像から未来をつくる」をビジョンに、モーション・コーポレート社より関連事業及び資産の譲渡を受けセーフィー(株)を設立
・2015年5月BtoC向けのクラウド録画型防犯カメラサービス「Safie HOME」をリリース
・2015年7月BtoB向けのクラウド録画型防犯カメラサービス「Safie PRO」をリリース
・2021年9月東証マザーズへ上場予定
とのことです。沿革によれば、元々はモーション・ポートレート社からの事業譲渡により会社が始まっていることが特徴であり、2期目にしてすでに一般消費者向け(家庭向け)と法人向けにサービスを提供しています。防犯、は企業も家庭も両方で大切なので、共通項がかなり多そうですね。
売上高は2020年12月期末で50.5億円。直近YoY成長率は+158%

では続いてセーフィーの売上高から見てみましょう。
2016年12月期末から2020年12月期末の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は+158%〜+423%の水準で推移しています。これまでにご紹介してきたSaaS各社と比較しても、かなり急激に伸びているということが見て取れますね。
2020年12月期末の計算ストック売上高比率は42.0%(売上高に占めるリカーリング売上高の比率)

続いて、セーフィーの売上高の構成比率について見てみましょう。2021/8/25発表の第7期有価証券報告書によれば、セーフィーはリカーリング売上高を公開しており、リカーリング売上高の売上に占める比率は42.0%となっていました。
さて、次回はセーフィーのSaaSプロダクトがどのようなKPIになっているのか、分析していきます。セーフィーは防犯、というtoBとtoC両方必要なプロダクトという切り口でプロダクトを展開しており、そのSaaSプロダクトの価格や社数がどうなっているかの深掘りがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。