計算ARRは約34億円！組織改善クラウドのモチベーションクラウドを提供するリンクアンドモチベーションの最新四半期KGI/KPI推移を調べてみた

リンクアンドモチベーションのFY22第2四半期末売上高は88.2億円

はじめにリンクアンドモチベーションの最新四半期末(2022年第2四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/8/10発表  2022年12月期 第2四半期決算説明資料によれば、リンクアンドモチベーションの2022年第2四半期末の売上高は88.2億円であり、

• 計算の単月売上は29.4億円/月 
• 直近YonY成長率は +4.3% 
• 直近QonQ成長率は+11.0%

となっています。

リンクアンドモチベーションのFY22第2四半期末の推定ストック売上高比率は9.7%

続いて、リンクアンドモチベーションの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/8/10発表  2022年12月期 第2四半期決算説明資料にて公開されているリンクアンドモチベーションの

• MRR(モチベーションクラウドシリーズ月会費売上)*3が
• 全売上高に占める比率

を全体のストック売上比率とみなすと、FY22第2四半期末のストック売上高比率は推定で9.7%と計算できます。

参考に、リンクアンドモチベーションの四半期末時点売上高の売上種別実数推移をご紹介します。組織開発Divのコンサルティング売上高とマッチングDivのALT配置事業売上高が大きな割合を占めていることがわかります。なお、同社ホームページによればALT配置事業のALTはAssistant Language Teacherの略称であり、

• 日本の小・中・高等学校を対象にしたALT(Assistant Language Teacher)の派遣
• 企業への外国籍人材紹介

など、日本の組織と外国籍人材をマッチングするサービスを提供しているとのことです。

株式会社リンクアンドモチベーション

リンクアンドモチベーションの事業について掲載しています。

www.lmi.ne.jp

計算のFY22第2四半期末ARRは34.2億円

続いてリンクアンドモチベーションの最新四半期末(2022年第2四半期末)のARRを見てみましょう。2022/8/10発表  2022年12月期 第2四半期決算説明資料にて公開されているモチベーションクラウドシリーズ月会費売上を12倍して算出したリンクアンドモチベーションのFY22第2四半期末ARRは34.2億円であり、

• 計算の新規ARRは+1.14億円/月 
• 直近YonY成長率は+30.0% 
• 直近QonQ成長率は+11.1%

となっています。

FY22第2四半期末MRRは2.8億円

続いてリンクアンドモチベーションの最新四半期末(2022年第2四半期末)のMRRを見てみましょう。2022/8/10発表  2022年12月期 第2四半期決算説明資料にて公開されているモチベーションクラウドシリーズ月会費売上をMRRとみなすと、FY22第2四半期末のMRRは2.8億円であり、

• 計算の新規MRRは+951万円/月 
• 直近YonY成長率は+30.0% 
• 直近QonQ成長率は+11.1%

となっています。

FY22第2四半期末ARPAは37.0万円

続いてモチベーションクラウドシリーズの最新四半期末のARPAを見てみましょう。2022/8/10発表  2022年12月期 第2四半期決算説明資料にて公開されているモチベーションクラウドシリーズのARPAは37.0万円であり、

• 直近YonY成長率は+25.9% 
• 直近QonQ成長率は+7.9%

となっています。

FY22第2四半期末の公開利用医療機関数は768

続いてモチベーションクラウドシリーズの最新四半期末(2022年第2四半期末)の納品数を見てみましょう。2022/8/10発表  2022年12月期 第2四半期決算説明資料によれば、FY22第2四半期末公開利用医療機関数は768となっています。

• 計算の単月契約社数は +7
• 直近YonY成長率は+3.1% 
• 直近QonQ成長率は+2.8%

となっています。

参考：モチベーションクラウドシリーズのMRRは昨年同時期比YonYで+30.0%成長

続いてリンクアンドモチベーションの最新四半期末(2022年第2四半期末)の業績ハイライトを見てみましょう。2022/8/10発表  2022年12月期 第2四半期決算説明資料によれば、

• モチベーションクラウドシリーズのMRRは昨年同時期比YonYで+30.0%成長

とのことです。モチベーションクラウドシリーズのARPAは納品数を上回るペースでYonY成長していますので、エンタープライズ向けの導入が進んでいると推測することができますね。

最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝

SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。

ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、

• ホリゾンタル・バーティカルSaaS
• エンタープライズとSMBSaaS

などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。

時期	表紙	取扱SaaSとそのリンク(上場日付順)
FY2022Q2		セカンドサイトアナリティカ サークレイス ペットゴー トリプルアイズ ヌーラボ
FY2022Q1		エッジテクノロジー カジー マーキュリーリアルテックイノベーター ビーウィズ
FY2021Q4		シンク フォトシンス GRCS サイエンスアーツ ラストワンマイル スローガン ボードルア フレクト ネットプロテクションズ トゥルーデータ ブロードエンタープライズ JDSC ヒュウガプライマリケア グローバルセキュリティエキスパート ラバブルマーケティンググループ サインド 網屋 ザクー フィナテキストホールディングス エクサウィザーズ ハイブリッドテクノロジーズ エフ・コード CS-C ニフティライフスタイル セキュア
FY2021Q3		ラキール フューチャーリンクネットワーク モビルス ユミルリンク ロボットペイメント セーフィー
FY2021Q2		ビジョナル ペイロール プラスアルファ・コンサルティング サイバートラスト ファブリカコミュニケーションズ ネオマーケティング
FY2021Q1		ワカル ウイングアーク1st ベビーカレンダー スパイダープラス エイピアー