エス・エム・エスのFY23第1四半期末売上高は125.2億円
はじめにエス・エム・エスの最新四半期末(2023年第1四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/7/29発表 2023年3月期 第1四半期決算説明資料によれば、エス・エム・エスの2022年第4四半期末の売上高は125.2億円であり、
- 計算の単月売上は41.7億円/月
- 直近YonY成長率は +15.5%
- 直近QonQ成長率は+18.3%
となっています。
エス・エム・エスのFY23第1四半期末公開ストック売上高比率は15.9%
続いて、エス・エム・エスの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/7/29発表 2023年3月期 第1四半期決算説明資料にて公開されているエス・エム・エスのカイポケ売上高をストック売上高と仮定した計算によればFY23第1四半期末のストック売上高比率は15.9%と計算できます。
参考に、エス・エム・エスの四半期末時点売上高のプロダクト別実数推移をご紹介します。カイポケの売上高は2017年の第3四半期より伸び続けていますね。
推定のFY23第1四半期末ARRは19.8億円
続いてエス・エム・エスの最新四半期末(2023年第1四半期末)のARRを見てみましょう。2022/7/29発表 2023年3月期 第1四半期決算説明資料にて公開されているカイポケ固定売上高/3×12をARRとみなすとエス・エム・エスのFY23第1四半期末ARRは19.8億円であり、
- 計算の新規MRRは+2,900万円/月
- 直近YonY成長率は+15.1%
- 直近QonQ成長率は+4.6%
となっています。
推定のFY23第1四半期末MRRは1.6億円
続いてエス・エム・エスの最新四半期末(2023年第1四半期末)のMRRを見てみましょう。先程求めたエス・エム・エスの推定ARRを12で割り算した計算によるFY23第1四半期末の推定MRRは4.6億円であり、
- 計算の新規MRRは+242万円/月
- 直近YonY成長率は+15.1%
- 直近QonQ成長率は+4.6%
となっています。
推定のFY23第1四半期末ARPAは0.7万円
続いてカイポケの最新四半期末のARPAを見てみましょう。2022/7/29発表 2023年3月期 第1四半期決算説明資料の情報から推定したMRRを公開されている拠点数で割り算するとカイポケの推定のFY23第1四半期末ARPAは0.7万円となっています。
カイポケのFY23第1四半期末公開拠点数は24,650
続いてカイポケの最新四半期末(2023年第1四半期末)の推公開拠点数を見てみましょう。2022/7/29発表 2023年3月期 第1四半期決算説明資料によれば、FY23第1四半期末公開拠点数は24,650
- 計算の単月契約社数は +250社
- 直近YonY成長率は+12.0%
- 直近QonQ成長率は+3.1%
となっています。
参考:業績ハイライトはYonY+15%以上の増収増益の達成
続いてエス・エム・エスの最新四半期末(2023年第1四半期末)の業績ハイライトを見てみましょう。2022/7/29発表 2023年3月期 第1四半期決算説明資料によれば、エス・エム・エスの2023年第1四半期末の業績ハイライトは
- YonY+15%以上の増収増益の達成
とのことです。
参考:介護キャリア・カイポケの売上高成長率が大きい
参考までに、5年ずつの単位での売上高構成比率の変化を表している図を紹介します。売上高の内訳の中で、
- 介護キャリア・カイポケの売上高成長率が大きい
ことがわかりますね。今後どこまでカイポケの比率が増えていくかが楽しみです。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。