ユーザベースのFY22第2四半期末売上高は43.4億円
はじめにユーザベースの最新四半期末(2022年第2四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/8/4発表 2022年12月期 第2四半期 決算説明資料によれば、ユーザベースの2022年第2四半期末の売上高は43.4億円であり、
- 計算の単月売上は 14.5億円/月
- 直近YonY成長率は +15.1%
- 直近QonQ成長率は +0.9%
となっています。
ユーザベースのFY22第2四半期末推定ストック売上高比率は74.8%
続いて、ユーザベースの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/8/4発表 2022年12月期 第2四半期 決算説明資料によれば、ユーザベースはそのストック売上高推移を公開しておりません。そこで、公開されている直前四半期のARR/4をストック売上高とみなした売上高の全売上高に占める比率をストック売上高比率と仮定して計算を行うと、FY22第2四半期末のストック売上高比率は74.8%です。
計算のFY22第2四半期末MRRは9.2億円
続いてユーザベースの最新四半期末(2022年第2四半期末)の計算MRRを見てみましょう。2022/8/4発表 2022年12月期 第2四半期 決算説明資料によれば、ユーザベースのARRを12で割り算した計算によるFY22第2四半期末MRRは9.2億円であり、
- 計算の新規MRRは+1,750万円/月
- 直近YonY成長率は+27.7%
- 直近QonQ成長率は+6.9%
となっています。
ユーザベースのFY22第2四半期末のARPAは33.9万円
続いてユーザベースの最新四半期末(2022年第2四半期末)の平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/8/4発表 2022年12月期 第2四半期 決算説明資料によれば、ユーザベースの2022年第2四半期末の平均顧客単価は33.9万円であり、
- 直近YonY成長率は+6.3%
- 直近QonQ成長率は-5.6%
となっています。
ユーザベースのFY22第2四半期末の契約社数は1,984社
続いてユーザベースの最新四半期末(2022年第2四半期末)の契約社数を見てみましょう。2022/8/4発表 2022年12月期 第2四半期 決算説明資料によれば、ユーザベースの2022年第2四半期末の契約社数は1,984社であり、
- 計算の単月契約社数は+13社/月
- 直近YonY成長率は+12.5%
- 直近QonQ成長率は+2.0%
となっています。
以降はこれまでに紹介してきた単価、社数など各種KPIに関連した参考情報を数点ご紹介します。
SaaS事業の2プロダクト以上利用率は22%、ARPAは41.2万円/月
今四半期から、SaaS事業全体の顧客社数と顧客単価が開示されるようになりました。こちらの資料によれば、ユーザベースの2022年第2四半期末の契約社数は2,538社であり、
- SaaS事業の2プロダクト以上利用率は22%
- ARPAは41.2万円/月
とのことです。
SaaS事業のTAMには変更なし
続いて、ユーザベースのTAMを紹介している図を紹介します。2022/8/4発表 2022年12月期 第2四半期 決算説明資料によれば、同社の
- TAM(グローバル):約20兆円
- TAM(日本国内):約1.2兆円
- SaaS事業のSOM:約1,125億円
とのことです(第1四半期のTAMと変更なし)。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。