SNS分析ツールSaaS、BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長を提供!ホットリンク(hottolink)のKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)

saaslife_SNS分析ツールSaaS、BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長を提供!ホットリンク(hottolink)のKGI/KPI推移を調べてみた(1/2) 国内SaaS
saaslife_SNS分析ツールSaaS、BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長を提供!ホットリンク(hottolink)のKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)

ホットリンクはSaaSとしてSNS分析ツールのクチコミ@係長を提供。

saaslife_参考:ホットリンクのプロダクト紹介(1/2)

さて、初めにホットリンクのプロダクトについてご紹介します。2020年3月31日時点の第21期有価証券報告書によれば、ホットリンクは3つの事業区分となっており、それぞれの事業区分は

・SaaS:クチコミ@係長を提供

・ソリューション事業:国内はSNS広告とSNS運用コンサル、海外は各種データアクセス権を販売

・クロスバウンド事業:越境EC、中国消費動向トレンド情報メディア、中国におけるWEBプロモーション実行

の3つに別れているようです。SaaSとして提供しているサービスはSNS分析ツールのクチコミ@係長のようです。

なお、今回紹介するKGI、KPIについては、2019年度のものであり、最新の年度ではないことにご注意ください。ホットリンクは2020年度より事業区分を先ほどご紹介した3区分から、

・SNSマーケティング支援事業

・DaaS事業

・クロスバウンド事業

の3つにへこうしているようです(旧区分と照らし合わせると、クロスバウンド事業は変更がない一方で、旧SaaS、旧ソリューション事業がSNSマーケティング支援事業とDaaS事業に配分が変わったようですね)。

saaslife_参考:ホットリンクの事業区分変更

ホットリンクの提供するSaaSプロダクトはBuzzSpreader Powerd by クチコミ@係長

saaslife_参考:ホットリンクのプロダクト紹介(2/2)

プロダクトに関して、2021/3/10時点の同社ホームページより抜粋してきたプロダクトの図を紹介します。過去のリリースによれば、2019年7月31日のプレスリリースで、クチコミ@係長をBuzzSpreader Powerd by クチコミ@係長という名称に変更しているようです(正式名称で記載するととても長くなってしまうので、以降の分析では、クチコミ@係長と省略して記載することにいたします)。

SNS分析ツール「クチコミ@係長」を 「BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長」に名称変更|株式会社ホットリンク

2000年6月株式会社ホットリンクを設立。2008年7月ソーシャル・ビッグデータ分析ツールのクチコミ@係長を提供開始後、2013年12月東証マザーズ市場へ上場

saaslife_参考:ホットリンクの沿革

続いて2020/3/31発表 第21期有価証券報告書よりホットリンクの沿革についてご紹介します。ホットリンクの沿革によれば、2000年6月株式会社ホットリンクを設立しています。その後、2008年7月ソーシャル・ビッグデータ分析ツールのクチコミ@係長を提供開始し、2013年12月東証マザーズ市場へ上場しています。設立からざっくり20年近くが経過した会社であることがわかりますね。特徴として、国内だけでなく、海外(米国の子会社があったり、中国人向けマーケティング事業も手がけている)にも事業を広げていることがわかります。

ホットリンクの最新開示KGI(売上高)は2019年12月期末で37億円。直近YoY成長率は114% 

saaslife_ホットリンクの開示KGI(売上高)推移

では続いてホットリンクの売上高から見てみましょう。2017年12月期から2019年12月期の3年分の売上高を見ると、その売上高成長率は2018年12月から2019年12月にかけて、鈍化しています。2018年12月期から2019年12月期の売上高のYoY成長率は114%でした。

2019年12月期末でストック売上比率は12.9%

saaslife_公開KPI:ホットリンクの月額利用料(ストック売上)比率推移

続いて、ホットリンクの売上高の構成比率について見てみましょう。2020/3/31発表 第21期有価証券報告書によれば、ホットリンクの事業のうち、ストック売上比率(SaaS売上比率)は12.9%でした。全体の売上に占めるSaaS事業売上の比率は2018年12月期末から2019年12月期末で下がっているようですね。

さて、次回はホットリンクのSaaSプロダクトがどのようなKPIになっているのか、分析していきます。SaaSだけでないプロダクトも提供している会社なので非常に楽しみです!最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝

SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。

ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、

  • ホリゾンタル・バーティカルSaaS
  • エンタープライズとSMBSaaS

などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。

時期表紙取扱SaaSとそのリンク(上場日付順)
FY2022Q2 セカンドサイトアナリティカ
サークレイス
ペットゴー
トリプルアイズ
ヌーラボ
FY2022Q1 エッジテクノロジー
カジー
マーキュリーリアルテックイノベーター
ビーウィズ
FY2021Q4シンク
フォトシンス
GRCS
サイエンスアーツ
ラストワンマイル
スローガン
ボードルア
フレクト
ネットプロテクションズ
トゥルーデータ
ブロードエンタープライズ
JDSC
ヒュウガプライマリケア
グローバルセキュリティエキスパート
ラバブルマーケティンググループ
サインド
網屋
ザクー
フィナテキストホールディングス
エクサウィザーズ
ハイブリッドテクノロジーズ
エフ・コード
CS-C
ニフティライフスタイル
セキュア
FY2021Q3ラキール
フューチャーリンクネットワーク
モビルス
ユミルリンク
ロボットペイメント
セーフィー
FY2021Q2ビジョナル
ペイロール
プラスアルファ・コンサルティング
サイバートラスト
ファブリカコミュニケーションズ
ネオマーケティング
FY2021Q1ワカル
ウイングアーク1st
ベビーカレンダー
スパイダープラス
エイピアー
出版履歴

管理人のSaaslifeです。

本サイトにお越しいただきありがとうございます!

SaaSについて、

・SaaSとオンプレミス型の違いは何か

・SMBとエンタープライズ

・ホリゾンタルSaaSとバーティカルSaaS

・MRRとARR、単価と社数の関係

・IPOした各社のプロダクト特徴や沿革

を各社の公開情報(IR)からまとめた電子書籍を四半期に一度発行しています。

SaaSビジネスの全体像を掴むためであれば1冊読んでいただければ十分です。

各社IRを見たら載っている、など辛辣なレビューもいただいてます。

良いレビューも悪いレビューも受け止めて今後も内容の充実に努めていきます。

が、IRを個別に見なくても全体像を把握できるようにする目的でまとめています。

上で紹介した電子書籍はkindle Unlimitedにご登録されていれば全冊無料で読んでいただくことができます。

もしご登録されていなければ、以下よりご登録ください!

kindle unlimited登録バナー
タイトルとURLをコピーしました