- プラスアルファ・コンサルティングのFY22第二四半期末売上高は19.4億円
- プラスアルファ・コンサルティングのFY22第二四半期末推定ストック売上高比率は85.5%
- 推定のFY22第二四半期末MRRは5.5億円
- 見える化エンジンのFY22第二四半期末のARPAは28.6万円
- FY22第二四半期末のカスタマーリングスARPAは35.9万円
- FY22第二四半期末のタレントパレットARPAは37.8万円
- FY22第二四半期末の見える化エンジン契約企業数は463
- FY22第二四半期末のカスタマーリングス契約企業数は315
- FY22第二四半期末のタレントパレット契約企業数は836
- テキストマイニング分析、マーケティングオートメーション、人材活用プラットフォームを提供
- 見える化エンジンは活用部門を個別から全社展開が拡大戦略
- カスタマーリングスは活用業界をECから業界を広げるのが拡大戦略
- タレントパレットは人材情報プラットフォームとしてHR周辺分野へ広げるのが拡大戦略
- タレントマネジメント市場は従業員100名以上の企業
- タレントパレットは人事情報を活用した分析を可能にする点が強み
- FY22第二四半期末の従業員数は203人
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
プラスアルファ・コンサルティングのFY22第二四半期末売上高は19.4億円
はじめにプラスアルファ・コンサルティングの最新四半期末(2022年第二四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、プラスアルファ・コンサルティングの2022年第二四半期末の売上高は19.4億円であり、
- 計算の単月売上は6.5億円/月
- 直近YonY成長率は +27.3%
- 直近QonQ成長率は +7.2%
となっています。
プラスアルファ・コンサルティングのFY22第二四半期末推定ストック売上高比率は85.5%
続いて、プラスアルファ・コンサルティングの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、プラスアルファ・コンサルティングはそのストック売上高推移を公開しておりません。一方でそのリカーリング収入は公開されているため、公開されているリカーリング収入をストック売上高とみなした売上高の全売上高に占める比率をストック売上高比率と仮定して計算を行うと、FY22第二四半期末のストック売上高比率は85.5%です。
推定のFY22第二四半期末MRRは5.5億円
続いてプラスアルファ・コンサルティングの最新四半期末(2022年第二四半期末)の推定MRRを見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、プラスアルファ・コンサルティングはそのARR推移を公開していません。そこで、リカーリング収入x4をARRと仮定し、12で割り算したFY22第二四半期末MRRは5.5億円であり、
- 計算の新規MRRは+1,100万円/月
- 直近YonY成長率は+30.4%
- 直近QonQ成長率は+6.4%
となっています。
見える化エンジンのFY22第二四半期末のARPAは28.6万円
続いてプラスアルファ・コンサルティングの最新四半期末(2022年第二四半期末)の見える化エンジンの平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によればFY22第二四半期末の見える化エンジンの平均顧客単価は28.6万円であり、
- 直近YonY成長率は+1.1%
- 直近QonQ成長率は-1.7%
となっています。
FY22第二四半期末のカスタマーリングスARPAは35.9万円
続いてプラスアルファ・コンサルティングの最新四半期末(2022年第二四半期末)のカスタマーリングスの平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、カスタマーリングスのFY22第二四半期末の平均顧客単価は35.9万円であり、
- 直近YonY成長率は+1.7%
- 直近QonQ成長率は-2.2%
となっています。
FY22第二四半期末のタレントパレットARPAは37.8万円
続いてプラスアルファ・コンサルティングの最新四半期末(2022年第二四半期末)のタレントパレットの平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によればタレントパレットのFY22第二四半期末の平均顧客単価は37.8万円であり、
- 直近YonY成長率は+9.2%
- 直近QonQ成長率は+0.5%
となっています。
FY22第二四半期末の見える化エンジン契約企業数は463
続いて最新四半期末(2022年第二四半期末)の見える化エンジンの契約社数を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、2022年第二四半期末の見える化エンジン契約社数は463社であり、
- 計算の単月契約社数は+4社/月
- 直近YonY成長率は+1.1%
- 直近QonQ成長率は+2.7%
となっています。
FY22第二四半期末のカスタマーリングス契約企業数は315
続いて最新四半期末(2022年第二四半期末)のカスタマーリングスの契約社数を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、2022年第二四半期末のカスタマーリングス契約社数は315社であり、
- 計算の単月契約社数は+3社/月
- 直近YonY成長率は+6.1%
- 直近QonQ成長率は+3.3%
となっています。
FY22第二四半期末のタレントパレット契約企業数は836
続いて最新四半期末(2022年第二四半期末)の見える化エンジンの契約社数を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、2022年第二四半期末のタレントパレット契約社数は836社であり、
- 計算の単月契約社数は+24社/月
- 直近YonY成長率は+47.2%
- 直近QonQ成長率は+9.3%
となっています。
以降はこれまでに紹介してきた単価、社数など各種KPIに関連した参考情報を数点ご紹介します。
テキストマイニング分析、マーケティングオートメーション、人材活用プラットフォームを提供
タレントパレットは複数のサービスを展開しており、以下の通りの特徴があります。
- 見える化エンジン:見える化プラトットフォーム。テキストマイニングを活用して、企業のアンケート、コールログ、SNSなどの大量の顧客の声をテキストマイニングにより分析可能
- カスタマーリングス:マーケティング・オートメーションツール。顧客の属性や行動履歴のデータを統合し、その分析結果に基づいた顧客との最適なコミュニケーションを支援
- タレントパレット:人材活用プラットフォーム。企業の社員のスキル、適正、評価などの人事情報をみえる化し、社員活用に使うことができる
見える化エンジンは活用部門を個別から全社展開が拡大戦略
2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、見える化エンジンは
- 活用部門を個別から全社展開が拡大戦略
とのことです。1つの部門から複数の部門に広げることでARPAをあげることが拡大の戦略のようですね。
カスタマーリングスは活用業界をECから業界を広げるのが拡大戦略
2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、カスタマーリングスは
- 活用業界をECから業界を広げるのが拡大戦略
とのことです。業界を広げていくことで、社数を増やしていくことに加えて、コンサルティングによる高付加価値化が戦略のようですね。
タレントパレットは人材情報プラットフォームとしてHR周辺分野へ広げるのが拡大戦略
2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、タレントパレットは
- HR周辺分野へのサービス拡大を進めて人材情報プラットフォームとなるのが拡大戦略
とのことです。特定業界というよりも「人事の情報基盤」となることをまずは目指すようですね。
タレントマネジメント市場は従業員100名以上の企業
続いて、タレントパレットの市場であるタレントマネジメント市場に関する図を紹介します。こちらの図によれば、タレントマネジメントの必要となる市場は
- 100名以上の企業
となっており、いわゆる中小・中堅企業から大手企業までがターゲットとのことです。
中小・中堅企業だと業務分野の広さが評価され、大企業になってくると分析機能の高さが評価される市場となっている点が特徴的ですね。
タレントパレットは人事情報を活用した分析を可能にする点が強み
続いて、タレントパレットのポジショニングを表す図を紹介します。こちらの図によれば、タレントパレットは
- 対応領域が広く、得意分野は管理よりも分析によっている
特徴を持っており、
- 基幹システムほどの取扱情報の多様さはない
- 一方で、勤怠・適正・動的データなどの付属情報を統合的に分析・活用ができる
強みがあるとのことです。
FY22第二四半期末の従業員数は203人
最後にプラスアルファ・コンサルティングの従業員数推移を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、プラスアルファ・コンサルティングのFY22第二四半期末の従業員数は203人であり、
- 計算の単月従業員数は+4人/月
- 直近YonY成長率は+13.4%
- 直近QonQ成長率は+5.7%
となっています。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。