DX時代に必須のトラストサービスを提供!サイバートラストのKGI/KPI推移を調べてみた(2/2)

国内SaaS

2020年3月期末時点の推定MRRは2.2億円(2020年3月期末のリカーリング売上高/12)

saaslife_計算KPI:サイバートラストの期末時点MRR推移

はじめに、サイバートラストのMRRについて述べます。なお、サイバートラストはそのMRR/ARRを有価証券報告書の中では公開していません。一方で、認証・セキュリティ、Linux/OSS、IoTの各事業売上高に占めているリカーりんぐ売上高は公開されています。そこで、このリカーリング売上高を足し上げたものを12ヶ月で割り算したものをMRRとして算出しています。

認証・セキュリティプロダクトは5つのサービスから成り立つ

saaslife_参考:サイバートラストのプロダクトの特徴(1/3)認証・セキュリティ

続いて、2021/6/16時点の同社ホームページより抜粋してきたサイバートラストの認証・セキュリティ事業に関連するプロダクトの機能概要を紹介します。同社ホームページによれば、同社の認証・セキュリティ事業は

・パブリック認証情報サービス

・電子認証局サービス

・トラストサービス

・プロフェッショナルサービス

・Webセキュリティサービス

から構成されています。

認証・セキュリティ事業
サイバートラストは 日本初かつ国内最長の運用実績を持つ商用電子認証局として、SSL/TLS サーバー証明書サービスを提供しています。それら電子証明書の実績と経験を活用し、電子認証局アウトソーシングサービスや電子契約サービス、脆弱性診断サービスなどの情報セキュリティサービスを総合的に提供しています。

Linux/OSSプロダクトは4つのサービスから成り立つ

saaslife_参考:サイバートラストのプロダクトの特徴(2/3)Linux/OSS

続いて、2021/6/16時点の同社ホームページより抜粋してきたサイバートラストのLinux/OSS事業に関連するプロダクトの機能概要を紹介します。同社ホームページによれば、同社のLinux/OSS事業は

・Linux OS

・インフラソリューション

・映像ソリューション

・OSSプロフェッショナルサポート

から構成されています。

Linux/OSS 事業
Linux/OSS 事業では、Linux OS「MIRACLE LINUX」や統合監視ツール「MIRACLE ZBX」、バックアップソフトなどオープンソースソフトウェアを主軸にした事業を展開しています。また、カーネル技術を活かした組込み Linux と、デジタルサイネージソリューションを提供いたします。

IoTプロダクトは3つのサービスから成り立つ

saaslife_参考:サイバートラストのプロダクトの特徴(3/3)IoT

続いて、2021/6/16時点の同社ホームページより抜粋してきたサイバートラストのIoT事業に関連するプロダクトの機能概要を紹介します。同社ホームページによれば、同社のIoT事業は

・EMLinux

・セキュアIoTプラットフォーム

・Vdoo Vision

から構成されています。

IoT・組込み Linux サービス EM+PLS
EM+PLSは長期間使用できるIoT・組込み機器専用のLinuxと、IoT機器のライフサイクルを通した安全性・本物性を PKI技術を活用して担保するプラットフォーム、IoT機器のセキュリティ脆弱性を検査するツールを提供することにより、継続的な開発が可能なIoT開発環境を実現し、IoT製品の長期利用を支援するサービスです...

SureServerは年間52,800円〜120,000円、月額4,400〜10,000円で利用可能

saaslife_参考:セキュリティ・プロダクトの料金体系

こちらは2021/6/16時点のSureServer(認証・セキュリティ事業)の料金ページの抜粋です。同社ホームページによればSureServerは

・年間52,800円〜120,000円、

・月額4,400〜10,000円(年額を月額に換算)

で利用可能とのことです。なお、SureServer以外のサービスについては金額が問い合わせになっていました。このため、後述の契約社数はこの月額費用の平均値を平均顧客単価と仮定して推定を行います。

SureServer ラインアップ・価格
このページでは、サイバートラストの SSL/TLS サーバー証明書 SureServer シリーズ すべての ラインアップと価格をご案内いたします。

Asianuxは年間48,800円、月額4,066円で利用可能

saaslife_参考:Linux/OSSの料金体系

こちらは2021/6/16時点のAsianux(Linux/OSS事業)の料金ページの抜粋です。同社ホームページによればAsianuxは

・年間48,800円、

・月額4,066円(年額を月額に換算)

で利用可能とのことです。なお、Asianux以外のサービスについては金額が問い合わせになっていました。このため、後述の契約社数はこの月額費用の平均値を平均顧客単価と仮定して推定を行います。

Microsoft Azure 対応エンタープライズ Linux OS の価格・購入方法
Microsoft Azure 対応エンタープライズ Linux OS「MIRACLE LINUX(Asianux Server)」の価格サイバートラストのエンタープライズ Linux OS「MIRACLE LINUX(Asianux Se...

EMLinuxは3ヶ月200,000円、月額16,666円で利用可能

saaslife_参考:IoTの料金体系

こちらは2021/6/16時点のEMLinux(IoT事業)の料金ページの抜粋です。同社ホームページによればEMLinxは

・3ヶ月200,000円

・月額16,666円(3ヶ月の金額を月額に換算)

で利用可能とのことです。なお、EMLinux以外のサービスについては金額が問い合わせになっていました。このため、後述の契約社数はこの月額費用の平均値を平均顧客単価と仮定して推定を行います。

IoT・組込み開発向け Linux ディストリビューション : EMLinux
ミッションクリティカル分野での動作実績と長期間の運用実績を持つ IoT・組込み用のLinux ディストリビューション。10年間以上の脆弱性パッチ(セキュリティパッチ)提供を行うため、産業機器、医療機器など長期間運用される製品に、安心して採用していただけます。ネットワークや GUI 用のソフトウェアパッケージが標準で揃っ...

2020年3月期末の推定導入社数はセキュリティ・プロダクト:28.9万社、Linux/OSS:14.4万社、IoT:479社(ただし、単価は公開情報から全て推定)

saaslife_推定KPI:サイバートラストの有料導入社数

続いて、サイバートラストの導入社数についても見てみましょう。こちらは2021/3/12発表 第20期有価証券報告書、2021/6/16時点同社ホームページより抜粋してきた情報からの推定値にはなりますが、

・セキュリティ・プロダクト:28.9万社

・Linux/OSS:14.4万社

・IoT:479社

でした。ただし、こちらは平均顧客単価を

・セキュリティ・プロダクト:月額4,400〜10,000円(SureServerの年額を月額に換算)

・Linux/OSS:月額4,066円(Asianuxの年額を月額に換算)

・IoT:月額16,666円(EMLinuxの3ヶ月の金額を月額に換算)

と仮定し、割り算によって求めており、あくまでも参考情報であることにご注意ください。

2020年3月期の最新従業員数は207人。最新YoY伸び率は104%

saaslife_参考:サイバートラストの従業員数推移

最後に、サイバートラストの従業員数について述べます。2020年3月期の最新従業員数は207人で最新YoY伸び率は104%とのことです。2017年から2018年にかけて、人数が急増しているのは、(株)サイバートラストの吸収合併に要因がありそうですね。

最後に

今回取り上げたサイバートラストは、認証・セキュリティ事業を軸に、数多くのプロダクトを提供している会社でした。企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していく上で、認証・セキュリティの概念は必須の要素であり、今後もそのプロダクト単価など、SaaS関連情報が公開されていくことがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝

SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。

ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、

  • ホリゾンタル・バーティカルSaaS
  • エンタープライズとSMBSaaS

などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。

時期表紙取扱SaaSとそのリンク(上場日付順)
FY2022Q2 セカンドサイトアナリティカ
サークレイス
ペットゴー
トリプルアイズ
ヌーラボ
FY2022Q1 エッジテクノロジー
カジー
マーキュリーリアルテックイノベーター
ビーウィズ
FY2021Q4シンク
フォトシンス
GRCS
サイエンスアーツ
ラストワンマイル
スローガン
ボードルア
フレクト
ネットプロテクションズ
トゥルーデータ
ブロードエンタープライズ
JDSC
ヒュウガプライマリケア
グローバルセキュリティエキスパート
ラバブルマーケティンググループ
サインド
網屋
ザクー
フィナテキストホールディングス
エクサウィザーズ
ハイブリッドテクノロジーズ
エフ・コード
CS-C
ニフティライフスタイル
セキュア
FY2021Q3ラキール
フューチャーリンクネットワーク
モビルス
ユミルリンク
ロボットペイメント
セーフィー
FY2021Q2ビジョナル
ペイロール
プラスアルファ・コンサルティング
サイバートラスト
ファブリカコミュニケーションズ
ネオマーケティング
FY2021Q1ワカル
ウイングアーク1st
ベビーカレンダー
スパイダープラス
エイピアー
出版履歴

管理人のSaaslifeです。

本サイトにお越しいただきありがとうございます!

SaaSについて、

・SaaSとオンプレミス型の違いは何か

・SMBとエンタープライズ

・ホリゾンタルSaaSとバーティカルSaaS

・MRRとARR、単価と社数の関係

・IPOした各社のプロダクト特徴や沿革

を各社の公開情報(IR)からまとめた電子書籍を四半期に一度発行しています。

SaaSビジネスの全体像を掴むためであれば1冊読んでいただければ十分です。

各社IRを見たら載っている、など辛辣なレビューもいただいてます。

良いレビューも悪いレビューも受け止めて今後も内容の充実に努めていきます。

が、IRを個別に見なくても全体像を把握できるようにする目的でまとめています。

上で紹介した電子書籍はkindle Unlimitedにご登録されていれば全冊無料で読んでいただくことができます。

もしご登録されていなければ、以下よりご登録ください!

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