不動産管理会社向けのソリューションを中心にサービス提供
初めにスマサポの事業についてご紹介します。2022/12/27発表 事業計画及び成長可能性に関する事項によれば、スマサポは
- 不動産管理会社向けのソリューション
を中心にサービスを提供しており、中でもtotonoが月額利用料を得るサービスとなっています。
2012年4月 不動産業におけるインターネットを活用した人材紹介事業を行うべく(株)グローバルエージェント設立。8年後の2020年8月 and factory(株)との業務提携により、「totono」の提供開始。2022年12月東証グロースへ上場。
続いて2022/11/25発表 第10期有価証券報告書よりスマサポの沿革についてご紹介します。スマサポの沿革によれば、スマサポは
- 2012年4月 不動産業におけるインターネットを活用した人材紹介事業を行うべく(株)宅都ホールディングス(現(株)TAKUTO INVESTMENT)の100%子会社として(株)グローバルエージェント設立
- 2016年9月 (株)スマサポに商号変更
- 2016年9月 (株)宅都ホールディングスより(株)スマサポコールセンターを買収し、入居者満足度調査サービス「スマサポサンキューコール」の提供を開始するとともに、不動産管理会社向けソリューション提供事業を開始
- 2017年1月 新電力サービス「スマサポでんき」の提供開始
- 2020年8月 and factory(株)との業務提携により、不動産管理会社と入居者のコミュニケーションを円滑に進めるための入居者アプリ「totono」の提供開始
- 2021年8月 「totono」事業を加速させるため、and factory(株)から「totono」事業を譲受
- 2022年12月東証グロースへ上場
とのことです。
スマサポの売上高は2021年9月期末で20.3億円。直近YoY成長率は+9.1%
では続いてスマサポの売上高から見てみましょう。
2017年9月期末から2021年9月期末の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は+9.1%〜+965.2%の水準で推移しています。
2021年9月期末の推定ストック売上高比率は最大で2.3%
続いて、スマサポの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/11/25発表 第10期有価証券報告書によればスマサポはそのリカーリング売り上げ比率を公開していません。そこで公開されているtotono(サブスク)契約不動産管理会社数に平均単価10万円/月を掛けて求めた売上高をストック売上高とみなして全売上高に占める比率を計算すると、スマサポのストック売上高比率は最大で2.3%です。なお、こちらは期末時点顧客数のため、「最大」という表現を取っています。
さて、次回はスマサポの各種KPIを分析していきます。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。