AI/ITソリューションをプロジェクト型とサービス型の二種類で提供。人間のように意味を理解できるAI(Artificial Elastic Intelligenceの略)を使い分けてサービス提供
初めにプラスゼロの事業についてご紹介します。2023/1/24発表 事業計画及び成長可能性に関する事項によれば、プラスゼロは
- プロジェクト型とサービス型
の二種類でAI/ITソリューションを提供しており、人間のように意味を理解できるAI(Artificial Elastic Intelligenceの略)を使い分けてサービス提供しています。
2017年6月(株)automate設立。翌年9月にAIソリューションの提供を開始し、2022年10月東証グロースへ上場。
続いて2022/9/22発表 第4期有価証券報告書よりプラスゼロの沿革についてご紹介します。プラスゼロの沿革によれば、プラスゼロは
- 2017年6月AI・IoT・ロボティクス・自然言語処理・ハードウェアなどの各種テクノロジーを統合的に活用したソリューション提供を目的として(株)automate設立
- 2018年7月AIに限らず各種ソリューション提供を目的として(株)pluszeroを(株)automateからの新設分割として設立
- 2018年9月AIソリューションを提供開始
- 2019年2月(株)アビストとAIソリューション事業立ち上げに関する業務提携を開始
- 2020年3月(株)automateを(株)pluszeroに合併して解散
- 2022年10月東証グロースへ上場
とのことです。
プラスゼロの売上高は2021年10月期末で5.1億円。直近YoY成長率は+33.0%
では続いてプラスゼロの売上高から見てみましょう。
2018年10月期末から2021年10月期末の4年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は+33.0%〜+334.6%の水準で推移しています。
2021年10月期末の推定ストック売上高比率は70.7%
続いて、プラスゼロの売上高の構成比率について見てみましょう。2023/1/24発表 事業計画及び成長可能性に関する事項によればプラスゼロはその継続クライアント売上高比率を公開しております。そこで、公開されている継続クライアントの売上高の前売上高に占める比率をストック売上高比率とみなすと、プラスゼロのストック売上高比率は70.7%です。
さて、次回はプラスゼロの各種KPIを分析していきます。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。