エアークローゼットは自分の好み・サイズなどを事前登録し、レンタルした衣類を着用後クリーニング不要で返却できるサービス
初めにエアークローゼットの事業についてご紹介します。2022/8/12発表の 2022年6月期決算説明資料によれば、エアークローゼットは、
- 自分の好み・サイズなどを事前登録し、レンタルした衣類を着用後クリーニング不要で返却できる かつ
- 気に入った場合は買取も可能
なサービスを提供しています。
2014年7月ファッションレンタルサービス事業の提供を目的に前身の(株)ノイエジークを設立。翌年の2015年2月ファッションレンタルサービス「airCloset」提供開始。2022年7月東証グロースへ上場
続いて2022/6/24発表 第7期有価証券報告書よりエアークローゼットの沿革についてご紹介します。エアークローゼットの沿革によれば、エアークローゼットは
- 2014年7月ファッションレンタルサービス事業の提供を目的に(株)ノイエジークを設立
- 2015年2月ファッションレンタルサービス「airCloset」提供開始
- 2015年6月(株)エアークローゼットに社名変更
- 2017年10月パーソナルスタイリングECプラットフォーム「pickss(現airCloset Fitting事業)」提供開始
- 2020年4月メーカー公認月額制レンタルモール「airCloset Mall」提供開始
- 2022年7月東証グロースへ上場
とのことです。
エアークローゼットの売上高は2021年6月期末で28.9億円。直近YoY成長率は+32.9%
では続いてエアークローゼットの売上高から見てみましょう。
2017年6月期末から2021年6月期末の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は+32.9%〜+62.3%の水準で推移しています。
2021年6月期末の公開ストック売上高比率は79.3%
続いて、エアークローゼットの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/6/24発表 第7期有価証券報告書よりによればエアークローゼットはそのリカーリング収益を公開しています。このリカーリング収益の全売上高に占める比率を計算すると、ストック売上高比率は79.3%であることがわかります。
さて、次回はエアークローゼットの各種KPIを分析していきます。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。