- ラクスの2022年3月期第2四半期末売上高は65.7億円
- ラクスの2022年3月期第2四半期末推定ストック売上高比率は74.9%
- 推定KPI:ラクスの四半期末時点ARR推移
- 推定の2022年3月期第2四半期末MRRは16.4億円
- 楽楽精算の2022年3月期第2四半期末のARPAは8.7万円/月
- 楽楽明細の2022年3月期第2四半期末のARPAは6.4万円/月
- 楽楽精算の2022年3月期第2四半期末の契約社数は11,275社
- 楽楽明細の2022年3月期第2四半期末の契約社数は4,779社
- 参考:ARRが初めて200億円を突破。成長投資は継続
- 参考:広告宣伝費用は計画から増額して進行
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
ラクスの2022年3月期第2四半期末売上高は65.7億円
はじめにラクスの最新四半期末(2022年3月期第2四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、ラクスの2022年3月期第2四半期末の売上高は65.7億円であり、
- 計算の単月売上は 21.9億円/月
- 直近YonY成長率は +35.2%
- 直近QonQ成長率は +6.9%
となっています。
ラクスの2022年3月期第2四半期末推定ストック売上高比率は74.9%
続いて、ラクスの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、ラクスはそのストック売上高推移を公開しておりません。そこで、公開されているラクスのストック売上高の全売上高に占める比率をストック売上高比率と仮定して計算を行うと、2022年3月期第2四半期末のストック売上高比率は74.9%です。
参考に、ラクスの四半期末時点売上高の実数推移をご紹介します。
推定KPI:ラクスの四半期末時点ARR推移
続いてラクスの最新四半期末(2023年3月期第2四半期末)の推定ARRを見てみましょう。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、ラクスのストック売上高ARRとみなしたARRによればラクスの2022年3月期第2四半期末ARRは196.8億円であり、
- 計算の新規ARRは+4.0億円/月
- 直近YonY成長率は+34.9%
- 直近QonQ成長率は+6.6%
となっています。
推定の2022年3月期第2四半期末MRRは16.4億円
続いてラクスの最新四半期末(2022年3月期第2四半期末)のMRRを見てみましょう。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、ラクスのストック売上高ARRとみなし、12で割り算した計算による2022年3月期第2四半期末MRRは16.4億円であり、
- 計算の新規MRRは+3,367万円/月
- 直近YonY成長率は+34.9%
- 直近QonQ成長率は+6.6%
となっています。
楽楽精算の2022年3月期第2四半期末のARPAは8.7万円/月
続いて楽楽精算の最新四半期末(2022年3月期第2四半期末)の平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、楽楽精算の2022年3月期第2四半期末の平均顧客単価は8.7万円/月です。
楽楽明細の2022年3月期第2四半期末のARPAは6.4万円/月
続いて楽楽明細の最新四半期末(2022年3月期第2四半期末)の平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、楽楽明細の2022年3月期第2四半期末の平均顧客単価は6.4万円/月です。
楽楽精算の2022年3月期第2四半期末の契約社数は11,275社
続いて楽楽精算の最新四半期末(2022年3月期第2四半期末)の契約社数を見てみましょう。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、楽楽精算の2022年3月期第2四半期末の契約社数は11,275社であり、
- 直近QonQ成長率は+6.9%
となっています。
楽楽明細の2022年3月期第2四半期末の契約社数は4,779社
続いて楽楽明細の最新四半期末(2022年3月期第2四半期末)の契約社数を見てみましょう。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、楽楽明細の2022年3月期第2四半期末の契約社数は4,779社であり、
- 直近QonQ成長率は+12.4%
となっています。
以降はこれまでに紹介してきた単価、社数など各種KPIに関連した参考情報を数点ご紹介します。
参考:ARRが初めて200億円を突破。成長投資は継続
はじめに今四半期のポイントについて紹介します。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、
- ARRが初めて200億円を突破
- 成長投資は継続
合わせて、今季が営業利益額の底になる見通しとのことで、今後は成長投資から利益を出しいにいこフェーズに変わる予定があることがわかりますね。
参考:広告宣伝費用は計画から増額して進行
続いて、ラクスの四半期単位の広告宣伝費を紹介している図を紹介します。2022/11/11発表 2023年3月期第2四半期決算説明資料によれば、同社の直近四半期の広告宣伝費は30.6億円となっており、YoYで+60.5%の伸びを見せています。ARR200億円を超えてもさらに事業成長を続けるラクス。今後の更なる事業成長が楽しみですね。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。