四半期のクラウドサイン売上高が10億円を突破!電子契約SaaSのクラウドサインを提供する弁護士ドットコムの最新四半期KGI/KPI推移を調べてみた

saaslife_四半期のクラウドサイン売上高が10億円を突破!電子契約SaaSのクラウドサインを提供する弁護士ドットコムの最新四半期KGI/KPI推移を調べてみた 国内SaaS
saaslife_四半期のクラウドサイン売上高が10億円を突破!電子契約SaaSのクラウドサインを提供する弁護士ドットコムの最新四半期KGI/KPI推移を調べてみた

弁護士ドットコムのFY23第2四半期末売上高は20.9億円

saaslife_弁護士ドットコムの開示KGI(四半期末時点売上高)推移

はじめに弁護士ドットコムの最新四半期末(2023年第2四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/10/26発表  2023年3月期 第2四半期決算説明資料によれば、弁護士ドットコムの2023年第2四半期末の売上高は20.9億円であり、

  • 計算の単月売上は7.0億円/月 
  • 直近YonY成長率は +27.3% 
  • 直近QonQ成長率は+6.5%

となっています。

弁護士ドットコムのFY23第2四半期末公開ストック売上高比率は35.6%

saaslife_計算KPI:弁護士ドットコムの四半期末時点ストック売上高比率推移

続いて、弁護士ドットコムの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/10/26発表  2023年3月期 第2四半期決算説明資料にて公開されている弁護士ドットコムのクラウドサイン固定売上高をストック売上高と仮定した計算によればFY23第2四半期末のストック売上高比率は35.6%と計算できます。

saaslife_参考:弁護士ドットコムの四半期末時点売上高のプロダクト別実数推移

参考に、弁護士ドットコムの四半期末時点売上高のプロダクト別実数推移をご紹介します。クラウドサインの固定売上、従量売上が2020年第1四半期以降伸び続けていることがわかりますね。なお、2023年第3四半期末から2023年第1四半期でスポット売上高が減ったのは収益基準変更によるものとのことです。

推定のFY23第2四半期末ARRは29.7億円

saaslife_推定KPI:弁護士ドットコムの四半期末時点ARR推移

続いて弁護士ドットコムの最新四半期末(2023年第2四半期末)のARRを見てみましょう。2022/10/26発表  2023年3月期 第2四半期決算説明資料にて公開されているクラウドサイン固定売上高/3×12をARRとみなすと弁護士ドットコムのFY23第2四半期末ARRは29.7億円であり、

  • 計算の新規MRRは+6,911万円/月 
  • 直近YonY成長率は+58.3% 
  • 直近QonQ成長率は+7.5%

となっています。

推定のFY23第2四半期末MRRは2.5億円

saaslife_推定KPI:弁護士ドットコムの四半期末時点MRR推移

続いて弁護士ドットコムの最新四半期末(2023年第2四半期末)のMRRを見てみましょう。先程求めた弁護士ドットコムの推定ARRを12で割り算した計算によるFY23第2四半期末の推定MRRは2.5億円であり、

  • 計算の新規MRRは+576万円/月 
  • 直近YonY成長率は+58.3% 
  • 直近QonQ成長率は+7.5%

となっています。

参考:クラウドサインの料金体系

saaslife_参考:クラウドサインの料金体系

続いてクラウドサインの最新四半期末の料金表を見てみましょう。2022/10/26発表  2023年3月期 第2四半期決算説明資料から抜粋したクラウドサインの料金表によれば、クラウドサインを有償利用する場合の月額固定料金の下限は1万円/月〜となっています。同社のホームページを見るとおすすめは月額2.8万円のコーポレートプランとのことです。そこで、ARPAは2.8万円/月と仮定して顧客数を算出します。

料金プラン | クラウドサイン | 国内シェアNo.1の電子契約サービス

弁護士ドットコムのFY23第2四半期末の推定契約社数は計算で2,950社

saaslife_推定KPI:ARPA2.8万円と仮定したクラウドサインの四半期末時点契約社数推移

続いて弁護士ドットコムの最新四半期末(2023年第2四半期末)の推定契約社数を見てみましょう。ARPAを2.8万円と仮定した弁護士ドットコムの2023年第2四半期末の契約社数は2,950社であり、

  • 計算の単月契約社数は +69社
  • 直近YonY成長率は+58.3% 
  • 直近QonQ成長率は+7.5%

となっています。

参考:業績ハイライトはクラウドサイン売上高のYonY+55.1%の順調な成長

saaslife_参考:業績ハイライトはクラウドサイン売上高のYonY+55.1%の順調な成長

続いて弁護士ドットコムの最新四半期末(2023年第2四半期末)の業績ハイライトを見てみましょう。2022/10/26発表  2023年3月期 第2四半期決算説明資料によれば、弁護士ドットコムの2023年第2四半期末の業績ハイライトは

  • クラウドサイン売上高のYonY+55.1%
  • 四半期売上高が10億円を突破

とのことです。まだまだ高い成長率の続くクラウドサイン、どこまで伸びていくかが引き続き楽しみです。

最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝

SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。

ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、

  • ホリゾンタル・バーティカルSaaS
  • エンタープライズとSMBSaaS

などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。

時期表紙取扱SaaSとそのリンク(上場日付順)
FY2022Q2 セカンドサイトアナリティカ
サークレイス
ペットゴー
トリプルアイズ
ヌーラボ
FY2022Q1 エッジテクノロジー
カジー
マーキュリーリアルテックイノベーター
ビーウィズ
FY2021Q4シンク
フォトシンス
GRCS
サイエンスアーツ
ラストワンマイル
スローガン
ボードルア
フレクト
ネットプロテクションズ
トゥルーデータ
ブロードエンタープライズ
JDSC
ヒュウガプライマリケア
グローバルセキュリティエキスパート
ラバブルマーケティンググループ
サインド
網屋
ザクー
フィナテキストホールディングス
エクサウィザーズ
ハイブリッドテクノロジーズ
エフ・コード
CS-C
ニフティライフスタイル
セキュア
FY2021Q3ラキール
フューチャーリンクネットワーク
モビルス
ユミルリンク
ロボットペイメント
セーフィー
FY2021Q2ビジョナル
ペイロール
プラスアルファ・コンサルティング
サイバートラスト
ファブリカコミュニケーションズ
ネオマーケティング
FY2021Q1ワカル
ウイングアーク1st
ベビーカレンダー
スパイダープラス
エイピアー
出版履歴

管理人のSaaslifeです。

本サイトにお越しいただきありがとうございます!

SaaSについて、

・SaaSとオンプレミス型の違いは何か

・SMBとエンタープライズ

・ホリゾンタルSaaSとバーティカルSaaS

・MRRとARR、単価と社数の関係

・IPOした各社のプロダクト特徴や沿革

を各社の公開情報(IR)からまとめた電子書籍を四半期に一度発行しています。

SaaSビジネスの全体像を掴むためであれば1冊読んでいただければ十分です。

各社IRを見たら載っている、など辛辣なレビューもいただいてます。

良いレビューも悪いレビューも受け止めて今後も内容の充実に努めていきます。

が、IRを個別に見なくても全体像を把握できるようにする目的でまとめています。

上で紹介した電子書籍はkindle Unlimitedにご登録されていれば全冊無料で読んでいただくことができます。

もしご登録されていなければ、以下よりご登録ください!

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