映像から未来をつくる！防犯カメラ・クラウド動画サービスのSafie(セーフィー)を提供するセーフィーの最新四半期KGI/KPI推移を調べてみた

セーフィーのFY22第一四半期末売上高は23.0億円

はじめにセーフィーの最新四半期末(2022年第一四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、セーフィーの2022年第一四半期末の売上高は23.0億円であり、

• 計算の単月売上は7.7億円/月 
• 直近YonY成長率は +29.1% 
• 直近QonQ成長率は -2.2%

となっています。

セーフィーのFY22第一四半期末ストック売上高比率は64.1%

続いて、セーフィーの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、セーフィーはそのストック売上高推移をリカーリング収入の比率として公開してます。こちらによればFY22第一四半期末のストック売上高比率は64.1%です。

計算のFY22第一四半期末MRRは5.0億円

続いてセーフィーの最新四半期末(2022年第一四半期末)の計算MRRを見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、セーフィーはそのARR推移を公開しています。このARRを12で割り算して求めたFY22第一四半期末MRRは5.0億円であり、

• 計算の新規MRRは+906万円/月 
• 直近YonY成長率は+61.1% 
• 直近QonQ成長率は+5.7%

となっています。

セーフィーのFY22第一四半期末のARPCは4.1万円

続いてセーフィーの最新四半期末(2022年第一四半期末)の課金カメラ1台あたりの平均単価推移を見てみましょう。セーフィーはその課金カメラあたりの単価をARPCとして発表しています。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によればFY22第一四半期末のARPC(課金カメラ1台あたりの平均単価)は4.1万円であり、

• 直近YonY成長率は+21.9% 
• 直近QonQ成長率は+0.7%

となっています。

FY22第一四半期末の課金カメラ台数は14.7万台

続いて最新四半期末(2022年第一四半期末)の課金カメラ台数を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、2022年第一四半期末の課金カメラ台数は14.7万台であり、

• 計算の単月契約社数は+7,000台/月
• 直近YonY成長率は+32.4% 
• 直近QonQ成長率は+5.0% 

となっています。

以降はこれまでに紹介してきた単価、社数など各種KPIに関連した参考情報を数点ご紹介します。

主要製品のSafie PROはカメラで撮影したデータをクラウドに保存し、各種ユーザー端末で閲覧可能

セーフィーの主要製品であるSafie PROは以下の課金形態となっています。

• カメラ：カメラ販売によるスポット収益
• 各種ユーザー端末の使用：映像データ保存、閲覧、アプリ利用の月額課金でリカーリング収益

カメラは売り切りで、動画の閲覧やデータ保存での課金を行っているんですね。

国内に止まらず、グローバル市場にも存在する大きな開拓余地

2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、セーフィー試算によるとネットワークカメラは

• 国内の潜在ネットワークカメラ台数で約2,863万台に対して2022年3月末で14.7万台がセーフィーによるもの(シェア率0.5%)

とのことです。グローバルでも約4億台の市場があるとのことで非常に大きい拡大可能性があることがわかります。

FY22第一四半期末の従業員数は292人

最後にセーフィーの従業員数推移を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、セーフィーのFY22第一四半期末の従業員数は292人であり、

• 計算の単月従業員数は+8人/月
• 直近YonY成長率は+67.8% 
• 直近QonQ成長率は+9.0% 

となっています。

最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝

SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。

ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、

• ホリゾンタル・バーティカルSaaS
• エンタープライズとSMBSaaS

などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。

時期	表紙	取扱SaaSとそのリンク(上場日付順)
FY2022Q2		セカンドサイトアナリティカ サークレイス ペットゴー トリプルアイズ ヌーラボ
FY2022Q1		エッジテクノロジー カジー マーキュリーリアルテックイノベーター ビーウィズ
FY2021Q4		シンク フォトシンス GRCS サイエンスアーツ ラストワンマイル スローガン ボードルア フレクト ネットプロテクションズ トゥルーデータ ブロードエンタープライズ JDSC ヒュウガプライマリケア グローバルセキュリティエキスパート ラバブルマーケティンググループ サインド 網屋 ザクー フィナテキストホールディングス エクサウィザーズ ハイブリッドテクノロジーズ エフ・コード CS-C ニフティライフスタイル セキュア
FY2021Q3		ラキール フューチャーリンクネットワーク モビルス ユミルリンク ロボットペイメント セーフィー
FY2021Q2		ビジョナル ペイロール プラスアルファ・コンサルティング サイバートラスト ファブリカコミュニケーションズ ネオマーケティング
FY2021Q1		ワカル ウイングアーク1st ベビーカレンダー スパイダープラス エイピアー