スパイダープラスのFY22第一四半期末売上高は5.7億円
はじめにスパイダープラスの最新四半期末(2022年第一四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、スパイダープラスの2022年第一四半期末の売上高は5.7億円であり、
- 計算の単月売上は 1.9億円/月
- 直近YonY成長率は +30.0%
- 直近QonQ成長率は +6.2%
となっています。
スパイダープラスのFY22第一四半期末推定ストック売上高比率は96.0%
続いて、スパイダープラスの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、スパイダープラスはそのストック売上高を公開しておりません。そこで、公開されている直前四半期のARR/4をストック売上高とみなした売上高の全売上高に占める比率をストック売上高比率と仮定して計算を行うと、FY22第一四半期末のストック売上高比率は96.0%です。
計算のFY22第一四半期末MRRは1.9億円
続いてスパイダープラスの最新四半期末(2022年第一四半期末)の計算MRRを見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、スパイダープラスのARRを12で割り算した計算によるFY22第一四半期末MRRは1.9億円であり、
- 計算の新規MRRは+208万円/月
- 直近YonY成長率は+28.6%
- 直近QonQ成長率は+3.4%
となっています。
スパイダープラスのFY22第一四半期末のARPAは14.9万円
続いてスパイダープラスの最新四半期末(2022年第一四半期末)の平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、スパイダープラスの2022年第一四半期末の平均顧客単価は14.9万円であり、
- 直近YonY成長率は-9.7%
- 直近QonQ成長率は-0.7%
となっています。
スパイダープラスのFY22第一四半期末の契約社数は1,258社
続いてスパイダープラスの最新四半期末(2022年第一四半期末)の契約社数を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、スパイダープラスの2022年第一四半期末の契約社数は1,258社であり、
- 計算の単月契約社数は+18.0/月
- 直近YonY成長率は+42.3%
- 直近QonQ成長率は+4.5%
となっています。
以降はこれまでに紹介してきた単価、社数など各種KPIに関連した参考情報を数点ご紹介します。
スパイダープラスは施工管理(建設工事の管理)SaaSを提供
スパイダープラスは施工管理(建設工事の管理)SaaSである「SPIDERPLUS(スパイダープラス)」を提供しています。スパイダープラスを導入することで各種建設会社はサブスクリプション契約により、施工管理に必要な
- 図面管理
- 写真管理
- 電子小黒板
- 報告書作成
などをクラウドで行うことができます。図面や資料などの大量の紙をタブレットに集約することができたり、従来持ち歩く必要のあった黒板を使わずとも黒板付きの記録写真を撮影することが可能ということでとても便利ですね。
FY22第一四半期にArmacell Japanへエンジニアリング事業を譲渡
続いて、事業のハイライトをご紹介します。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、スパイダープラスは第一四半期に
- Armacell Japanへエンジニアリング事業を譲渡
しています。この結果として
- 特別利益を131万円を計上
- 売上総利益率が61.4%(YoYで+1.7pt)に改善
している特徴があります。
2024年適用開始の法改正、CAGR+40%の拡大市場が追い風
続いて、スパイダープラスが今後どこまで伸びうるのか、建設業界のDXトレンドを紹介している図を紹介します。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、
- 2024年適用開始の法改正
- 施工管理のみならず業務のさまざまな領域でデジタル技術の活行が進むことが見込まれること
- CAGR+40%の拡大市場
とのことです。
FY22第一四半期末の従業員数は202人
最後にスパイダープラスの最新四半期末(2022年第一四半期末)の従業員数推移を見てみましょう。2022/5/13発表 2022年12月期 第1四半期 決算説明資料によれば、スパイダープラスの2022年第一四半期末の従業員数は202人であり、
- 計算の単月従業員数は+2.7人/月
- 直近YonY成長率は+53.0%
- 直近QonQ成長率は+4.1%
となっています。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。