ヌーラボは4つのコラボレーションSaaSを提供
![](https://i0.wp.com/saas.life/wp-content/uploads/2022/05/saaslife_参考:ヌーラボの事業内容紹介.png?resize=1024%2C575&ssl=1)
初めにヌーラボの事業についてご紹介します。2022/5/28時点 同社ホームページによれば、ヌーラボは、
・プロジェクト管理ツールのバックログ
・ビジュアルコラボレーションツールのカクー
・ビジネスチャットツールのカクー
・ヌーラボ製品のセキュリティとガバナンスを強化するツールのヌーラボパス
を提供しています。
![](https://i0.wp.com/saas.life/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/6969ed62e54b91c8005ce810bc20ee14.png?resize=160%2C90&ssl=1)
2004年3月(有)ヌーラボを設立。2年後の2006年6月(株)ヌーラボに組織変更。同年7月プロジェクト管理ツールのカクーをリリース後、4〜6年間隔で新しいツールをリリース。2022年4月東証グロースへ上場。
![](https://i0.wp.com/saas.life/wp-content/uploads/2022/05/saaslife_参考:ヌーラボの沿革.png?resize=1024%2C578&ssl=1)
続いて2022/5/24発表 第18期有価証券報告書よりヌーラボの沿革についてご紹介します。ヌーラボの沿革によれば、ヌーラボは
・2004年3月(有)ヌーラボを設立
・2006年6月(株)ヌーラボに組織変更
・2006年7月プロジェクト管理ツールのカクーをリリース
・2010年9月ビジュアルコラボレーションツールのカクーをリリース
・2014年2月ビジネスチャットツールのタイプトークをリリース
・2020年8月組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツールのヌーラボパスをリリース
・2022年6月東証グロースへ上場
とのことです。
ヌーラボの売上高は2021年3月期末で19.4億円。直近YoY成長率は +22.3%
![](https://i0.wp.com/saas.life/wp-content/uploads/2022/05/saaslife_ヌーラボの開示KGI売上高推移.png?resize=1024%2C574&ssl=1)
では続いてヌーラボの売上高から見てみましょう。
2016年3月期末から2021年3月期末の6年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は-37.0%〜+176.0%の水準で推移しています。
2021年3月期末の推定ストック売上高比率は100%
![](https://i0.wp.com/saas.life/wp-content/uploads/2022/05/saaslife_推定KPI:ヌーラボのストック売上比率推移.png?resize=1024%2C576&ssl=1)
続いて、ヌーラボの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/5/24発表 第18期有価証券報告書によればヌーラボはそのストック売上高を公開していない一方、ホームページ上でその各サービスの価格を公開しています。こちらによれば、各サービスに共通して初期費用のかかるサービスがないため、ストック売上高比率は推定で100%であるといえます。
さて、次回はヌーラボの各種KPIを分析していきます。最後まで読んでいただきありがとうございました!
![](https://i0.wp.com/saas.life/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/6969ed62e54b91c8005ce810bc20ee14.png?resize=160%2C90&ssl=1)
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。