サークレイスはコンサルティングサービスとプラットフォームサービスを提供
初めにサークレイスの事業についてご紹介します。2022/4/12発表 事業計画及び成長可能性に関する事項p.7によれば、サークレイスは、
・コンサルティングサービスとプラットフォームサービス
を提供しています。プラットフォームサービス内のカスタマーサクセス・エデュケーション・DXのうち月額要素を含むのはカスタマーサクセスとDXです。
2012年11月(株)パソナテキーラを設立。翌年の2013年4月 カスタマーサクセスを開始。その後「AGORA」「AGAVE」「サークレイス」をリリース後、2020年7月商号をサークレイス(株)に変更。2022年4月に東証マザーズ上場。
続いて2022/3/8発表 第9期有価証券報告書よりサークレイスの沿革についてご紹介します。サークレイスの沿革によれば、サークレイスは
・2012年11月(株)パソナテキーラを設立
・2013年4月 カスタマーサクセスを開始
・2016年12月 オンラインでアドミニストレータサービスの提供を実現するプラットフォーム「AGORA」リリース
・2018年11月 海外駐在員を管理するクラウドサービス「AGAVE」リリース
・2020年14月 統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム「Circlace」リリース
・2020年7月 商号をサークレイス(株)に変更
・2021年7月 個人情報取得申請管理ツール「Prigister One」リリース
・2022年4月東証グロースへ上場
とのことです。
サークレイスの売上高は2021年3月期末で18.1億円億円。直近YoY成長率は +3.2%
では続いてサークレイスの売上高から見てみましょう。
2017年3月期末から2021年3月期末の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は+3.2%〜+33.5%の水準で推移しています。
2021年3月期末の推定ストック売上高比率は最大で33%
続いて、サークレイスの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/3/8発表 第9期有価証券報告書によればサークレイスはそのストック売上高を公開していません。一方、2022/4/12発表 事業計画及び成長可能性に関する事項p.15からは同社のプラットフォームサービス内のカスタマーサクセス、DXの2022年第3四半期末の売上高比率は公開されており、この比率が2021年3月期末の割合と同様と仮定すると推定ストック売上高比率は最大で33%です。
さて、次回はサークレイスの各種KPIを分析していきます。サークレイスは、セールスフォースを中心とした導入支援をしながら自社プロダクトを提供しています。他のプラットフォームの上でサービスを提供しつつ、自社でも提供しているところに特徴があり、その単価や導入社数などの各種KPIがどのようになっているか調査が楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
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などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。