- 2020年12月期末時点の計算によるMRRは2.17億円。最新YoY伸び率は非公開
- セキュアはSaaS関連サービスとしてSECURE ACのSECURE AI Office Base・のぞき見ブロッカー、SECURE VSのSECURE VSaaS、SECURE Analyticsのvem count・混雑カウントの5サービスを提供
- SECURE AI Office Baseは法人向けのクラウド型入退室管理システム。主要機能は体調管理+自動運用・入退室管理+遠隔運用・混雑可視化+職場稼働分析など
- のぞき見ブロッカーはWindows向けの登録者以外ののぞき見を顔認証により検知してロックするソフトウェア。主要機能は作業者監視機能・作業者不在判定・非登録者検知など
- SECURE VSaaSは法人向けのクラウド型監視録画サービス。主要機能はマルチデバイスの映像確認・レコーダー、サーバーなどの初期設備不要・映像暗号化など
- Vem countは法人向けの客数情報解析アプリケーション(SECUREは販売代理店)。主要機能はライブモニタリングも可能なダッシュボード・店内のヒートマップ機能を含むレポートなど
- 混雑countは法人(各種施設)向けの施設内混雑度見える化サービス。主要機能は3Dセンサーによる高精度判定・APIによるWeb連携・データの有効活用など
- SECURE AI Office Baseの利用料金は初期費用:利用するデバイスにより変動。月額費用:1万円〜/月(利用するオプションにより変動)
- のぞき見ブロッカーの利用料金は初期費用:0円、月額費用:0.13万円〜/月(1.5万円/年)
- SECURE VSaaSの利用料金は初期費用:2.48万円〜(ハードのモデルにより変動)。月額費用:0.12万円〜/月(録画期間により変動)
- Vem count、混雑countの利用料金は初期費用、月額費用ともに非公開。詳細は要問い合わせ
- 2020年12月期末のセキュアシリーズ推定契約社数はSECUREAC:433社、SECUREVS:916社。最新YoY伸び率は非公開
- 2020年12月期の最新従業員数は91人。最新YoY伸び率は+33.8%
- 最後に
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
2020年12月期末時点の計算によるMRRは2.17億円。最新YoY伸び率は非公開
はじめに、セキュアのMRRについて述べます。なお、セキュアはそのMRRを有価証券報告書の中では公開していません。一方で、第19期末における全売上に占める各事業のストック売上比率は公開しているため、こちらを12(ヶ月)で割り算して算出しています。
セキュアはSaaS関連サービスとしてSECURE ACのSECURE AI Office Base・のぞき見ブロッカー、SECURE VSのSECURE VSaaS、SECURE Analyticsのvem count・混雑カウントの5サービスを提供
続いて、2021/12/27発表 事業計画及び成長可能性に関する事項についてp14より抜粋してきたセキュアのSaaSプロダクト、セキュアシリーズの特徴を紹介します。同資料によれば、セキュアシリーズはSaaS関連サービスとして
・SECURE AC:SECURE AI Office Base、のぞき見ブロッカー
・SECURE VS:SECURE VSaaS
・SECURE Analytics:vem count、混雑カウント
の5サービスを提供しています。
SECURE AI Office Baseは法人向けのクラウド型入退室管理システム。主要機能は体調管理+自動運用・入退室管理+遠隔運用・混雑可視化+職場稼働分析など
続いて、2022/1/26時点 同社ホームページより抜粋してきたセキュアのSaaSプロダクト、SECURE AI Office Baseの特徴を紹介します。同社ホームページによれば、SECURE AI Office Baseは法人向けのクラウド型入退室管理システムを提供しています。その主要機能は体調管理+自動運用・入退室管理+遠隔運用・混雑可視化+職場稼働分析などとなっており、昨今の職場のフリーアドレス化、サテライトオフィス活用などの利用シーンにおいてもあると便利な機能になっていますね。
のぞき見ブロッカーはWindows向けの登録者以外ののぞき見を顔認証により検知してロックするソフトウェア。主要機能は作業者監視機能・作業者不在判定・非登録者検知など
続いて、2022/1/26時点 同社ホームページより抜粋してきたセキュアのSaaSプロダクト、のぞき見ブロッカーの特徴を紹介します。同社ホームページによれば、のぞき見ブロッカーはWindows向けの登録者以外ののぞき見を顔認証により検知してロックするソフトウェアです。のぞき見ブロッカーの主要機能は
・作業者監視機能
・作業者不在判定
・非登録者検知
などがあり、企業の情報漏洩を防ぐ上での機能を揃えたソフトウエアとなっています。
SECURE VSaaSは法人向けのクラウド型監視録画サービス。主要機能はマルチデバイスの映像確認・レコーダー、サーバーなどの初期設備不要・映像暗号化など
続いて、2022/1/26時点 同社ホームページより抜粋してきたセキュアのSaaSプロダクト、SECURE VSaaSの特徴を紹介します。同社ホームページによれば、SECURE VSaaSは法人向けのクラウド型監視録画サービスです。SECURE VSaaSの主要機能は
・マルチデバイスの映像確認
・レコーダー、サーバーなどの初期設備不要
・映像暗号化
などがあり、企業が簡易にクラウド型の監視録画サービスを始められる特徴を備えています。
Vem countは法人向けの客数情報解析アプリケーション(SECUREは販売代理店)。主要機能はライブモニタリングも可能なダッシュボード・店内のヒートマップ機能を含むレポートなど
続いて、2022/1/26時点 同社ホームページより抜粋してきたセキュアのSaaSプロダクト、Vem countは法人向けの客数情報解析アプリケーション(SECUREは販売代理店)の特徴を紹介します。主要機能は
・ライブモニタリングも可能なダッシュボード
・店内のヒートマップ機能を含むレポート
などがあり、店舗や施設にいる客数の情報を解析することができます。
混雑countは法人(各種施設)向けの施設内混雑度見える化サービス。主要機能は3Dセンサーによる高精度判定・APIによるWeb連携・データの有効活用など
続いて、2022/1/26時点 同社ホームページより抜粋してきたセキュアのSaaSプロダクト、混雑countの特徴を紹介します。同社ホームページによれば、混雑countは法人(各種施設)向けの施設内混雑度を見える化するサービスです。混雑countの主要機能は
・3Dセンサーによる高精度判定
・APIによるWeb連携
・データの有効活用
などがあり、Vem count同様、店舗や施設にいる客数の情報を解析することができます。
SECURE AI Office Baseの利用料金は初期費用:利用するデバイスにより変動。月額費用:1万円〜/月(利用するオプションにより変動)
続いて、2022年1月26日時点の同社ホームページより抜粋してきたSECURE AI Office Baseの料金体系を紹介します。同社ホームページによれば、SECURE AI Office Baseの利用料金は
・初期費用:利用するデバイスにより変動
・月額費用:1万円〜/月(利用するオプションにより変動)
となっています。なお、規模が100名を超える場合などの詳細の見積もりについては、別途問い合わせが必要です。
のぞき見ブロッカーの利用料金は初期費用:0円、月額費用:0.13万円〜/月(1.5万円/年)
続いて、2022年1月26日時点の同社ホームページより抜粋してきたのぞき見ブロッカーの料金体系を紹介します。同社ホームページによれば、のぞき見ブロッカーの利用料金は
・初期費用:0円
・月額費用:0.13万円〜/月(1.5万円/年)
となっています。なお、これらの利用に際しては、セキュアの販売代理店を介して申し込む形となります。
SECURE VSaaSの利用料金は初期費用:2.48万円〜(ハードのモデルにより変動)。月額費用:0.12万円〜/月(録画期間により変動)
続いて、2022年1月26日時点の同社ホームページより抜粋してきたSECURE VSaaSの料金体系を紹介します。同社ホームページによれば、SECURE VSaaSの利用料金は
・初期費用:2.48万円〜(ハードのモデルにより変動)
・月額費用:0.12万円〜/月(録画期間により変動)
となっています。
Vem count、混雑countの利用料金は初期費用、月額費用ともに非公開。詳細は要問い合わせ
続いて、2022年1月27日時点の同社ホームページより抜粋してきたVem count、混雑countの料金体系を紹介します。同社ホームページによれば、Vem count、混雑countの利用料金は
・初期費用、月額費用ともに非公開
・詳細は要問い合わせ
となっています。
2020年12月期末のセキュアシリーズ推定契約社数はSECUREAC:433社、SECUREVS:916社。最新YoY伸び率は非公開
続いて、セキュアのSaaSプロダクト契約社数についても見てみましょう。セキュアはその期末時点の契約保有数を公開していませんが、各事業に関してのその
・クラウド比率
・一部SaaSの月額料金
を公開しています。2022/1/27時点 同社ホームページ情報によれば2020年12月期末のセキュアシリーズ推定契約社数は
・SECUREAC:433社
・SECUREVS:916社
となっています。なお、最新YoY伸び率は非公開であり、推定の前提として、
・SECUREAC:平均単価を0.13万円/月
・SECUREVS:平均単価を0.12万円/月
と仮定しています。SECURE Analyticsについては情報がないため、割愛しています。
2020年12月期の最新従業員数は91人。最新YoY伸び率は+33.8%
最後に、セキュアの従業員数について述べます。2020年12月期の最新従業員数は91人で最新YoY伸び率は+33.8%とのことです。従業員数の成長率は直近の5年間で-5.8%〜+33.8%の範囲で変動しています。直近数年の従業員は増加傾向にあり、上場に伴ってさらに従業員数も増えていきそうですね。
最後に
今回取り上げたセキュアは、顔認証技術を使った監視サービスをクラウド・オンプレミスで提供している会社でした。今後、企業における働き方も、オフィスへの通勤を前提としたものから、複数拠点、オフィスの有効活用といういった文脈が広がってくるであろうことに加え、クラウド比率はさらに伸びていくはずなのでSaaS関連のKPI情報が公開されていくことがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。