- エクサウィザーズはexaBaseを基軸にコンサルティングを行うAIプラットフォーム事業とAIプラットフォーム事業を展開する中で抽出した汎用的な課題を解決するAIプロダクトを提供するAIプロダクト事業を展開
- 2016年2月(株)エクサインテリジェンスを設立、翌年の2017年8月人工知能モデルのプラットフォーム「exaBase」を提供開始。同年10月社名を(株)エクサウィザーズに変更。2021年12月に東証マザーズ上場予定。
- 売上高は2021年3月期末で26.1億円。直近YoY成長率は+26.6%
- 2020年12月期末のストック売上高比率は最大で13.6%(2021年3月期末の全売上に占めるAIプロダクト事業売上高の割合)
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
エクサウィザーズはexaBaseを基軸にコンサルティングを行うAIプラットフォーム事業とAIプラットフォーム事業を展開する中で抽出した汎用的な課題を解決するAIプロダクトを提供するAIプロダクト事業を展開
さて、初めにエクサウィザーズの事業についてご紹介します。2021/12/12時点の同社ホームページによれば、エクサウィザーズは、
・exaBaseを基軸にコンサルティングを行うAIプラットフォーム事業
・AIプラットフォーム事業を展開する中で抽出した汎用的な課題を解決するAIプロダクトを提供するAIプロダクト事業
を展開しています。
2016年2月(株)エクサインテリジェンスを設立、翌年の2017年8月人工知能モデルのプラットフォーム「exaBase」を提供開始。同年10月社名を(株)エクサウィザーズに変更。2021年12月に東証マザーズ上場予定。
続いて2021/11/18発表 第6期有価証券報告書よりエクサウィザーズの沿革についてご紹介します。エクサウィザーズの沿革によれば、エクサウィザーズは
・2016年2月(株)エクサインテリジェンスを設立
・2017年8月人工知能モデルのプラットフォーム「exaBase」を提供開始
・2017年10月社名を(株)エクサウィザーズに変更
・2017年11月人工知能を活用した人事サポートAIプロダクト(現exaBase 予測・分析)を提供開始
・2019年12月プログラミング不要でロボットに動作を学習させるマルチモーダルAI(現exaBase ロボティクス)を提供開始
・2020年8月高性能2眼レンズ搭載のエッジAIカメラ(現exaBase エッジカメラ)を提供開始
・2021年4月AIプラットフォームの強化を目的として、エクスウェア(株)の株式を取得し子会社化
・2021年12月東証マザーズへ上場予定
とのことです。ざっくり1〜2年の周期でexaBaseシリーズが広がっていることがわかります。
売上高は2021年3月期末で26.1億円。直近YoY成長率は+26.6%
では続いてエクサウィザーズの売上高から見てみましょう。
2017年3月期末から2021年3月期末の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は26.6%〜+336.2%の水準で推移しています。直近1年でやや売上高成長率は鈍化していますが、これまではかなりの高水準で売上が伸びしていたことがわかります。
2020年12月期末のストック売上高比率は最大で13.6%(2021年3月期末の全売上に占めるAIプロダクト事業売上高の割合)
続いて、エクサウィザーズの売上高の構成比率について見てみましょう。2021/11/18発表の第6期有価証券報告書によれば、エクサウィザーズはそのストック売上高比率やARRを公開していません。そこで、全売上に占めるAIプロダクト(exaBaseシリーズ)の売上高は13.6%となっているため、こちらをストック売上高比率とみなしています。
さて、次回はエクサウィザーズの各種KPIになっているのか分析していきます。エクサウィザーズはユマニチュードという人間介護の概念を持ちながら、一方でAIというコンピュータ/ロボットを使った事業を展開しているところがとてもユニークな会社のため、分析が楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。