金融を「サービスとして」再発明する!SaaS型の次世代クラウド基幹システムを提供するフィナテキストホールディングスのKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)

saaslife_金融を「サービスとして」再発明する!SaaS型の次世代クラウド基幹システムを提供するフィナテキストホールディングスのKGI/KPI推移を調べてみた(1/2) 国内SaaS
saaslife_金融を「サービスとして」再発明する!SaaS型の次世代クラウド基幹システムを提供するフィナテキストホールディングスのKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)
  1. フィナテクストホールディングスはフィナテクストと連結子会社7社より構成され、証券/保険インフラビジネスを行う金融インフラストラクチャ事業、フィンテック/ソリューションビジネスを行うフィンテックソリューション事業、データライセンス/解析ビジネスを行うビッグデータ解析事業を展開
  2. フィナテクストホールディングスは連携する金融機関がエンドユーザー(一般消費者)に向けて資産運用サービスを提供する際、基幹システムとして、自動積立て/カード決済/ポイント決済/投資一任契約の運用などが可能
  3. 2013年12月の設立後、翌年の2014年11月株式投資教育アプリ「あすかぶ!」をリリース。続いて2015年12月FX投資教育アプリ「かるFX」をリリース後は2016年11月(株)日本経済新聞社と提携し、金融機関向けビッグデータライセンスの販売を開始。2年後の2018年4月(株)True Dataと提携し、金融機関向けビッグデータライセンスの販売を開始し、同年7月証券インフラストラクチャBaaSの第1号案件となる手数料無料のコミュニティ型証券アプリ「STREAM」をリリース。2019年8月CCCマーケティング(株)と提携し、金融機関向けビッグデータライセンスの販売を開始
  4. 2019年11月(株)クレディセゾンと協業し、証券インフラストラクチャBaaSの2号案件となる「セゾンポケット」をリリース。翌年の2020年8月保険インフラストラクチャInspireの1号案件となる「母子保険はぐ」をリリースし、同年11月にANA X(株)と協業し、証券インフラストラクチャBaaSの第3号案件となる「Wealth Wing」をリリース。2021年12月東証マザーズへ上場予定
  5. 売上高は2021年3月期末で27.5億円。直近YoY成長率は+61.1% 
  6. 2021年3月期末のストック売上高比率は最大20.6%(金融インフラストラクチャ事業の売上を全体の売上高で割り算して算出)

フィナテクストホールディングスはフィナテクストと連結子会社7社より構成され、証券/保険インフラビジネスを行う金融インフラストラクチャ事業、フィンテック/ソリューションビジネスを行うフィンテックソリューション事業、データライセンス/解析ビジネスを行うビッグデータ解析事業を展開

saaslife_参考:フィナテキストホールディングスの事業内容紹介

さて、初めにフィナテキストホールディングスの事業についてご紹介します。2021/11/24時点の同社ホームページ、2021/11/16発表 第7期有価証券報告書によれば、フィナテキストホールディングスは、フィナテクストと連結子会社7社より構成されており、

・証券/保険インフラビジネスを行う金融インフラストラクチャ事業

・フィンテック/ソリューションビジネスを行うフィンテックソリューション事業

・データライセンス/解析ビジネスを行うビッグデータ解析事業

と3つの事業を展開しています。

この3事業の中でも、SaaSのリカーリング要素を含む事業は

・証券/保険インフラビジネスを行う金融インフラストラクチャ事業

となっており、代表的なサービスとして、

・株の取引手数料が無料になるコミュニティ型株取引アプリ、ストリーム(STREAM)

・セゾンカード/UCカードで積立投資ができるセゾンポケット

・投資一任による資産運用サービスのウェルスウイング(Wealth Wing)

がホームページでも紹介されています。

プロダクト | Finatext フィナテキスト | フィンテックでDXを支援する金融ENABLER

フィナテクストホールディングスは連携する金融機関がエンドユーザー(一般消費者)に向けて資産運用サービスを提供する際、基幹システムとして、自動積立て/カード決済/ポイント決済/投資一任契約の運用などが可能

saaslife_参考:参考:フィナテクストホールディングスのバース(BaaS)はBrokerage(仲介) As A Serviceの略

こちらで参考情報としてフィナテクストホールディングスのバース(BaaS)について紹介します。SaaSの世界では、BaaSというとBackend As A Service(スマートフォンなどのモバイルシステムのバックエンド(サーバーにおける処理)機能をアプリケーションサーバーが代行するクラウドサービスのこと)を指すことが多い印象がありますが、仲介をサービスとして提供する、というのも金融の分野ではあるんですね。

2013年12月の設立後、翌年の2014年11月株式投資教育アプリ「あすかぶ!」をリリース。続いて2015年12月FX投資教育アプリ「かるFX」をリリース後は2016年11月(株)日本経済新聞社と提携し、金融機関向けビッグデータライセンスの販売を開始。2年後の2018年4月(株)True Dataと提携し、金融機関向けビッグデータライセンスの販売を開始し、同年7月証券インフラストラクチャBaaSの第1号案件となる手数料無料のコミュニティ型証券アプリ「STREAM」をリリース。2019年8月CCCマーケティング(株)と提携し、金融機関向けビッグデータライセンスの販売を開始

saaslife_参考:フィナテキストホールディングスの沿革(1/2)

続いて2021/11/16発表 第7期有価証券報告書よりフィナテキストホールディングスの沿革についてご紹介します。フィナテキストホールディングスの沿革によれば、フィナテキストホールディングスは

・2013年12月(株)フィナテキストを設立

・2014年11月株式投資教育アプリ「あすかぶ!」をリリース

・2015年12月FX投資教育アプリ「かるFX」をリリース

・2016年11月(株)日本経済新聞社と提携し、金融機関向けビッグデータライセンスの販売を開始

・2018年4月(株)True Dataと提携し、金融機関向けビッグデータライセンスの販売を開始

・2018年7月証券インフラストラクチャBaaSの第1号案件となる手数料無料のコミュニティ型証券アプリ「STREAM」をリリース

・2019年8月CCCマーケティング(株)と提携し、金融機関向けビッグデータライセンスの販売を開始

とのことです。周期としては2年に1つくらいのペースでサービスをリリースしているんですね。

2019年11月(株)クレディセゾンと協業し、証券インフラストラクチャBaaSの2号案件となる「セゾンポケット」をリリース。翌年の2020年8月保険インフラストラクチャInspireの1号案件となる「母子保険はぐ」をリリースし、同年11月にANA X(株)と協業し、証券インフラストラクチャBaaSの第3号案件となる「Wealth Wing」をリリース。2021年12月東証マザーズへ上場予定

saaslife_参考:フィナテキストホールディングスの沿革(2/2)

さらに続きます。フィナテキストホールディングスは2019年以降も

・2019年11月(株)クレディセゾンと協業し、証券インフラストラクチャBaaSの2号案件となる「セゾンポケット」をリリース

・2020年8月保険インフラストラクチャInspireの1号案件となる「母子保険はぐ」をリリース

・2020年11月ANA X(株)と協業し、証券インフラストラクチャBaaSの第3号案件となる「Wealth Wing」をリリース

・2021年12月東証マザーズへ上場予定

とのことです。BaaS案件は2019年、2020年で1案件ずつ増えていることがわかります。

売上高は2021年3月期末で27.5億円。直近YoY成長率は+61.1% 

saaslife_フィナテキストホールディングスの開示KGI(売上高)推移

では続いてフィナテキストホールディングスの売上高から見てみましょう。

2017年11月期末から2021年3月期末の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は-85.6%〜+1043.2%の水準で推移しています。ただし、こちらの経年推移において、決算期を11月から3月に変更していることの影響が2019年11月期末に現れていますので、ご注意ください。

2021年3月期末のストック売上高比率は最大20.6%(金融インフラストラクチャ事業の売上を全体の売上高で割り算して算出)

saaslife_公開KPI:フィナテキストホールディングスの月額利用料(ストック売上)比率推移

続いて、フィナテキストホールディングスの売上高の構成比率について見てみましょう。2021/11/16発表の第7期有価証券報告書によれば、フィナテキストホールディングスはそのARRやMRRは公開していません。そこで、SaaSの要素を含む金融インフラストラクチャ事業の売上高を全体の売上高で割り算してフィナテキストホールディングスの2021年3月期末のストック売上高比率を求めています。こちらによれば、2021年3月期末のストック売上高比率は最大で20.6%です。なお、こちらで「最大」という表現を使っているのは、初期費用などの内訳が不明なため、全てがリカーリング売上であると仮定して算出しているためです。

さて、次回はフィナテキストホールディングスのBaaSサービスがどのようなKPIになっているのか、分析していきます。フィナテキストホールディングスは金融機関向けのBaaSを提供している、ということでその価格は極めて高いはずだと考えています。このため深掘りがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

ちなみにSaaS関連の考え方全般については、元SalesforceでMarketoの福田さんが書いた「ザ・モデル」が詳しいです。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)また、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は青いバナーをクリックして見てみてください!

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