- 2021年3月期末時点の計算MRRは0.21億円。直近YoY成長率は+17.1%
- フレクトは物流や営業などで利用する車両の位置や情報を見える化し、問合わせ業務の削減やアナログ管理業務の効率化により、顧客企業の効率化を支援
- キャリオットの利用料金は初期費用0円、月額費用は要問い合わせ
- 2021年3月期末のキャリオットの推定平均顧客単価は6.8万円/月(ただし、契約社数はPRタイムズで公開されている2019年3月、2020年4月時点情報を正として推定)
- 2021年3月期末の推定契約社数は300社
- 2021年3月期の最新従業員数は149人。最新YoY伸び率は+12.0%
- 最後に
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
2021年3月期末時点の計算MRRは0.21億円。直近YoY成長率は+17.1%
はじめに、フレクトのMRRについて述べます。なお、フレクトはそのMRRを有価証券報告書の中では公開していません。一方で、そのARRを四半期単位公開しており、年度末ARRを12ヶ月で割り算することで、計算MRRとして算出しています。
フレクトは物流や営業などで利用する車両の位置や情報を見える化し、問合わせ業務の削減やアナログ管理業務の効率化により、顧客企業の効率化を支援
続いて、2021/11/17時点 同社ホームページ、2021/11/4発表 第16期有価証券報告書より抜粋してきたフレクトのサービス特徴を紹介します。同社ホームページによれば、フレクトは
・物流や営業などで利用する車両の位置や情報を見える化し、
・問合わせ業務の削減やアナログ管理業務の効率化により、顧客企業の効率化を支援する
ことができるSaaSプロダクトとのことです。
キャリオットの利用料金は初期費用0円、月額費用は要問い合わせ
続いて、2021年11月13日時点の同社ホームページより抜粋してきたフレクトの料金体系を紹介します。同社ホームページによれば、キャリオットの利用料金は
・初期費用0円
・月額費用は要問い合わせ
となっています。ホームページによれば、月額料金は契約台数とアカウントに応じて変動するようですね。
2021年3月期末のキャリオットの推定平均顧客単価は6.8万円/月(ただし、契約社数はPRタイムズで公開されている2019年3月、2020年4月時点情報を正として推定)
続いて、キャリオットの平均顧客単価についての推計値をご紹介します。推計によれば、
・2021年3月期末のフレクトの推定平均顧客単価は6.8万円/月
となっています。
ただし、契約社数についてはPRタイムズにて公開されている同社の契約社数を
・2019年4月
・2020年3月
時点を元に推計しておりますので、正確性は若干下がります。
2021年3月期末の推定契約社数は300社
続いて、フレクトの契約社数についても見てみましょうPRタイムズにて公開されている同社の契約社数によれば、
・2019年4月で100社
・2020年3月で200社
を突破したとのことですので、約1年で100社程度増えていることがわかります。
2021年3月期の最新従業員数は149人。最新YoY伸び率は+12.0%
最後に、フレクトの従業員数について述べます。2021年3月期の最新従業員数は149人で最新YoY伸び率は+12.0%とのことです。従業員数の成長率は直近の5年間で-8.75%〜+46.6%の範囲で変動しています。
最後に
今回取り上げたフレクトは、モビリティ業務の効率化という軸でSaaSを提供する会社でした。今後も、より詳細な解約率なども含めたSaaS関連の指標が開示されていくのがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。