- 2020年7月期末時点の推定MRRは0.38億円(2020年8月期末時点の公開ARR)
- 有人チャットのMOBI AGENTは独自AIを使ったオペレーター支援機能、対応状況を可視化するダッシュボード、統計情報を可視化するKPI・統計レポート、対応情報を即座に連携するCRM連携機能、定型文を自動応答するチャットボット機能、BCP向けの在宅サポート向け機能、稼働率99.9%の安定稼働とセキュリティなど7つの主要機能が特徴
- チャットボットのMOBI BOTはGUIでわかりやすい応答シナリオ管理機能、最先端のAIに対応したAIチャットボット、ボットの精度を上げるAIデータコンソール、顧客の個別対応を可能にする申請自動受付機能、有人対応に連携するオペレーター連携、LINE/webボットのシナリオを共通化する応答シナリオの一元管理、稼働率99.9%の安定稼働とセキュリティなど7つの主要機能が特徴
- 電話音声ボットのMOBI VOICEはシナリオ作成・公開までを担当者で実現可能、利用状況がわかるダッシュボード、発話音声を自動でテキスト化、負荷が集中しても1,000件同時対応する専用環境などが特徴
- LINEセグメント配信のMOBI CASTはLINEのセグメント配信機能に止まらず、配信後に顧客サポートやアンケートに連携することが可能
- Visual IVRは電話番号ボタンをIVR(Interactive Voice Responseの略)ボタンに変更するだけで、オペレーターに最初から繋がずともFAQページやチャットボットなど、適切な案内ができることが特徴
- モビルスの料金は初期費用は10〜30万円より、月額費用は1ID1.2万円〜15万円/月より利用可能
- 2020年8月期末の平均顧客単価は16.7万円/月
- 2020年8月期末のOEM除く契約数は146件
- 2021年5月末時点の顧客内最大MRRは49.6万円、売上高解約率の12ヶ月平均は1.02〜2.00%
- 2020年8月期の最新従業員数は68人。最新YoY伸び率は+1.5%
- 最後に
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
2020年7月期末時点の推定MRRは0.38億円(2020年8月期末時点の公開ARR)

はじめに、モビルスのMRRについて述べます。なお、モビルスはそのARRを有価証券報告書の中では公開しているため、そのARRを12(ヶ月)で割り算してMRRとして算出しています。2019年8月以前の情報は公開されていないので割愛しています。
有人チャットのMOBI AGENTは独自AIを使ったオペレーター支援機能、対応状況を可視化するダッシュボード、統計情報を可視化するKPI・統計レポート、対応情報を即座に連携するCRM連携機能、定型文を自動応答するチャットボット機能、BCP向けの在宅サポート向け機能、稼働率99.9%の安定稼働とセキュリティなど7つの主要機能が特徴

続いて、2021年8月9日時点の同社ホームページより抜粋してきたモビルスの有人チャットサービス、MOBI AGENTの機能概要を紹介します。同社ホームページによれば、MOBI AGENTの主要7機能は、
・独自AIを使ったオペレーター支援機能
・対応状況を可視化するダッシュボード
・統計情報を可視化するKPI・統計レポート
・対応情報を即座に連携するCRM連携機能
・定型文を自動応答するチャットボット機能
・BCP向けの在宅サポート向け機能
・稼働率99.9%の安定稼働とセキュリティ
とのことです。有人チャットをする上で必要な各種の機能を一通り揃えているようですね。

チャットボットのMOBI BOTはGUIでわかりやすい応答シナリオ管理機能、最先端のAIに対応したAIチャットボット、ボットの精度を上げるAIデータコンソール、顧客の個別対応を可能にする申請自動受付機能、有人対応に連携するオペレーター連携、LINE/webボットのシナリオを共通化する応答シナリオの一元管理、稼働率99.9%の安定稼働とセキュリティなど7つの主要機能が特徴

続いて、2021年8月9日時点の同社ホームページより抜粋してきたモビルスのチャットボットサービス、MOBI BOTの機能概要を紹介します。同社ホームページによれば、MOBI BOTの主要7機能は、
・GUIでわかりやすい応答シナリオ管理機能
・最先端のAIに対応したAIチャットボット
・ボットの精度を上げるAIデータコンソール
・顧客の個別対応を可能にする申請自動受付機能
・有人対応に連携するオペレーター連携
・LINE/webボットのシナリオを共通化する応答シナリオの一元管理
・稼働率99.9%の安定稼働とセキュリティ
とのことです。

電話音声ボットのMOBI VOICEはシナリオ作成・公開までを担当者で実現可能、利用状況がわかるダッシュボード、発話音声を自動でテキスト化、負荷が集中しても1,000件同時対応する専用環境などが特徴

続いて、2021年8月9日時点の同社ホームページより抜粋してきたモビルスの電話音声ボットサービス、MOBI VOICEの機能概要を紹介します。同社ホームページによれば、MOBI VOICEは、
・シナリオ作成・公開までを担当者で実現可能
・利用状況がわかるダッシュボード
・発話音声を自動でテキスト化
・負荷が集中しても1,000件同時対応する専用環境
などが特徴とのことです。

LINEセグメント配信のMOBI CASTはLINEのセグメント配信機能に止まらず、配信後に顧客サポートやアンケートに連携することが可能

続いて、2021年8月9日時点の同社ホームページより抜粋してきたモビルスのLINEセグメント配信サービス、MOBI CASTの機能概要を紹介します。同社ホームページによれば、MOBI CASTは、
・LINEのセグメント配信機能に止まらず、配信後に顧客サポートやアンケートに連携することが可能
とのことです。
Visual IVRは電話番号ボタンをIVR(Interactive Voice Responseの略)ボタンに変更するだけで、オペレーターに最初から繋がずともFAQページやチャットボットなど、適切な案内ができることが特徴

続いて、2021年8月9日時点の同社ホームページより抜粋してきたモビルスのVisual IVRの機能概要を紹介します。同社ホームページによれば、Visual IVRは、
・電話番号ボタンをIVR(Interactive Voice Responseの略)ボタンに変更するだけで、オペレーターに最初から繋がずともFAQページやチャットボットなど、適切な案内ができる
ことが特徴とのことです。

モビルスの料金は初期費用は10〜30万円より、月額費用は1ID1.2万円〜15万円/月より利用可能

こちらは2021/8/9時点のモビルスプロダクト料金についてホームページの抜粋した情報です。同社ホームページによれば、初期費用・月額費用は
・初期費用は10〜30万円より
・月額費用は1ID1.2万円〜15万円/月より
利用可能とのことです。




2020年8月期末の平均顧客単価は16.7万円/月

続いて、2021/7/29発表 第9期有価証券報告書にて公開されているモビルスの平均顧客単価を紹介します。同資料によれば、モビルスプロダクトの2020年8月期末の平均顧客単価は
・16.7万円/月
となっています。
ざっくりと、MOBI BOT、MOBI VOICE、VisualIVRがオプション無しでついているくらいの単価となっていることがわかります。モビルスのプロダクトは同じ顧客サポートという群の中で提供しているようなので、クロスセルも今後さらに生まれると単価が上がっていきそうですね。
2020年8月期末のOEM除く契約数は146件

続いて、モビルスの契約数についても見てみましょう。こちらは2021/7/29発表 第9期有価証券報告書より抜粋してきた同社の契約数の推移をグラフにしたものです。2019年8月期末の情報は公開されていませんが、こちらの情報によれば、2020年8月期末のOEM除く契約社数は146件とのことです。
2021年5月末時点の顧客内最大MRRは49.6万円、売上高解約率の12ヶ月平均は1.02〜2.00%

続いて、モビルスの公開している顧客内最大MRR、売上高解約率の12ヶ月平均についても見てみましょう。こちらは2021/7/29発表 第9期有価証券報告書より抜粋してきた同社の顧客内最大MRR、売上高解約率の12ヶ月平均の表です。こちらの情報によれば、
・2021年5月末時点の顧客内最大MRRは49.6万円
・売上高解約率の12ヶ月平均は1.02〜2.00%
とのことです。最大MRRについては、複数サービスの参画の水準に収まっているため特定顧客に過度に依存していることはなさそうですね。一方で、チャーンレートについては、全体として下がっている傾向にあるようですが、これがコロナによる好影響なのかは明らかにされていませんでした。
2020年8月期の最新従業員数は68人。最新YoY伸び率は+1.5%

最後に、モビルスの従業員数について述べます。2020年8月期の最新従業員数は68人で最新YoY伸び率は+1.5%とのことです。従業員数の成長率は直近の5年間で+21%〜+94%の範囲で変動しているので、またこれから採用人数が増えるかもしれないですね。
最後に
今回取り上げたモビルスは、電話でのサポートが前提となっていた顧客サポートのジャンルで、電話音声/テキストチャット、ボット/オペレーター対応という軸で複数のサービスを提供する会社でした。今後、さらに各サービス単位の売上高なども公開されていくのではないかと考えるので、とても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。