ブレインズテクノロジーは企業が機械学習・AIを自社業務に組み込むことができるソリューションを展開
さて、初めにブレインズテクノロジーのプロダクトについてご紹介します。2021/7/28時点の同社ホームページによれば、ブレインズテクノロジーは、企業が機械学習・AIを自社業務に組み込むことができるソリューションを展開しています。そのソリューションには、
・異常検知ソリューションのインパルス(Impulse)
・社内の文章情報を検索できるニューロン(Neuron)
の2つがあります。ともに、企業がゼロから自社開発するのは大変なソリューションですので、自社開発するよりは安価なSaaSとして提供することで顧客への提供価値が高まることが言えそうですね。
2008年8月ブレインズテクノロジー(株)設立。2012年3月企画内検索エンジン「Neuron Enterprise Search」をリリース後に2014年2月大規模データ分析プラットフォーム「Impulse」をリリース。2021年7月東証マザーズ市場へ上場
続いて2021/6/22発表 第12期有価証券報告書よりブレインズテクノロジーの沿革についてご紹介します。ブレインズテクノロジーの沿革によれば、
・2008年8月ブレインズテクノロジー(株)設立
・2012年3月企画内検索エンジン「Neuron Enterprise Search」をリリース
・2014年2月大規模データ分析プラットフォーム「Impulse」をリリース
・2021年7月東証マザーズ市場へ上場
とのことです。大規模データ分析プラットフォーム「Impulse」は、学習モデルの解釈を支援する機能のリリースを合わせて、「異常検知ソリューション」として現在は提供しているようですね。
2020年7月期末で6.3億円、直近YoY成長率は+46%
では続いてブレインズテクノロジーの売上高から見てみましょう。2016年7月期から2020年7月期の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は+19%〜+77%の水準で推移しています。直近YoY成長率は+46%となっており、高いYoYの売上高成長率を維持していることがわかります。
2020年7月期末のストック売上高比率は34%(売上高に占めるソフトウェア売上(ストック)の比率)
続いて、ブレインズテクノロジーの売上高の構成比率について見てみましょう。2021/6/22発表 第12期有価証券報告書によれば、ブレインズテクノロジーのストック売上高比率は公開情報で34%です。
さて、次回はブレインズテクノロジーのSaaSプロダクトがどのようなKPIになっているのか、分析していきます。ブレインズテクノロジーは複数のソリューションを提供しており、その内訳及び各種数字ががどのようになっているかの深掘りがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
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- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
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