- プラスアルファ・コンサルティングはテキストマイニングの見える化エンジンに始まり、顧客実感型マーケティングプラットフォームのカスタマーリングス、人事にマーケティング思考を取り入れたツールタレントパレット、ナレッジ精度向上型FAQソリューションのアルファスコープ、定性分析のためのセルフ型ネットリサーチサービスのキッコエサーベイを提供
- 2006年12月データマイニングのシステム開発、コンサルティング事業の運営を目的にイージーコンサルティング(株)設立。2021年6月東証マザーズ市場へ上場予定
- 売上高は2020年9月期末で47.2億円。直近YoY成長率は137%
- 2020年9月期末でストック売上比率は84.7%
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
プラスアルファ・コンサルティングはテキストマイニングの見える化エンジンに始まり、顧客実感型マーケティングプラットフォームのカスタマーリングス、人事にマーケティング思考を取り入れたツールタレントパレット、ナレッジ精度向上型FAQソリューションのアルファスコープ、定性分析のためのセルフ型ネットリサーチサービスのキッコエサーベイを提供
さて、初めにプラスアルファ・コンサルティングのプロダクトについてご紹介します。2021/5/31時点の同社ホームページによれば、プラスアルファ・コンサルティングは
・テキストマイニングの見える化エンジン
・顧客実感型マーケティングプラットフォームのカスタマーリングス
・人事にマーケティング思考を取り入れたツールタレントパレット
・ナレッジ精度向上型FAQソリューションのアルファスコープ
・定性分析のためのセルフ型ネットリサーチサービスのキッコエサーベイ
の5ソリューションを提供しています。全てのソリューションに共通しているのが、「データ活用」というキーワードであり、事業セグメントとしては、これらが3つのセグメントになっており、
・見える化エンジン事業
・カスタマーリングス事業
・タレントパレット事業
の3つの事業セグメントとなっています。
2006年12月データマイニングのシステム開発、コンサルティング事業の運営を目的にイージーコンサルティング(株)設立。2021年6月東証マザーズ市場へ上場予定
続いて2021/5/27発表 第26期有価証券報告書よりプラスアルファ・コンサルティングの沿革についてご紹介します。プラスアルファ・コンサルティングの沿革によれば、
・2006年12月データマイニングのシステム開発、コンサルティング事業の運営を目的にイージーコンサルティング(株)設立
・2007年10月(株)プラスアルファ・コンサルティングに商号変更
・2008年5月SaaS型テキストマイニングサービスの見える化エンジンを提供開始
・2011年7月BtoC事業者向けの統合マーケティングプラットフォームのカスタマーリングスをリリース
・2016年9月タレントマネジメントシステムのタレントパレットをリリース
・2021年6月東証マザーズ市場へ上場予定
とのことです。2006年の創業以来、ざっくりと2-4年程度で新サービスの提供を開始しているんですね。
売上高は2020年9月期末で47.2億円。直近YoY成長率は137%
では続いてプラスアルファ・コンサルティングの売上高から見てみましょう。
2016年9月期から2020年9月期の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は121%〜137%の水準で推移しています。直近YoY成長率は137%ということで、すでに売上高が47億円近くある中でも高い売上高成長率が加速していることが見て取れますね。
2020年9月期末でストック売上比率は84.7%
続いて、プラスアルファ・コンサルティングの売上高の構成比率について見てみましょう。2021/5/27発表の第14期有価証券報告書によれば、プラスアルファ・コンサルティングのストック売上比率は84.7%とのことです。気になる3事業のYoY売上高成長率ですが、
・見える化エンジン事業:101.6%
・カスタマーリングス事業:114.1%
・タレントパレット事業:244.4%
と、タレントパレットの売上高成長率が著しいことが見て取れますね。
さて、次回はプラスアルファ・コンサルティングのSaaSプロダクトがどのようなKPIになっているのか、分析していきます。プラスアルファ・コンサルティングは複数のSaaSプロダクトをを持っている会社であり、その各種KPIがどのようになっているかの深掘りがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。