フィックスターズは大量データの処理が求められる産業向けに最新ハードウェアの性能を引き出すソフトウェアを蓄積。
さて、初めにフィックスターズのプロダクトについてご紹介します。2021年3月29日時点の同社ホームページによれば、フィックスターズは大量データの処理が求められる
①Semiconductor
②Mobility
③Industrial
④Life Science
⑤Finance
の注力分野で最新ハードウェアの性能を引き出すソフトウェアを蓄積している特徴があります。
2002年8月有限会社フィックスターズを設立。2002年10月株式会社フィックスターズへ組織変更。2014年4月東証マザーズへ上場。2016年11月東証一部へ市場変更
続いて2020/12/17発表 第19期有価証券報告書よりフィックスターズの沿革についてご紹介します。フィックスターズの沿革によれば、
・2002年8月有限会社フィックスターズを設立
・2002年10月株式会社フィックスターズへ組織変更
・2014年4月東証マザーズへ上場
・2016年11月東証一部へ市場変更
しています。
フィックスターズの最新開示KGI(売上高)は2020年9月期末で59億円。直近YoY成長率は83%
では続いてフィックスターズの売上高から見てみましょう。
2015年9月期から2020年9月期の6年分の売上高を見ると、直近の売上高成長率は2019年9月期から2020年9月期にかけて、YoY成長率83%になっています。こちらがどのような影響で変化しているのか、事業セグメント別の情報を見てみましょう。
2020年9月期末でストック売上比率は85.5%
続いて、フィックスターズの売上高の構成比率について見てみましょう。2020/12/17発表 第19期有価証券報告書によれば、フィックスターズの事業のうち、ストック売上比率(ソフトウェアサービス比率)は85.5%でした。
さて、次回はフィックスターズのSaaSプロダクトがどのようなKPIになっているのか、分析していきます。ハードウェアを活かすためのSaaSとしてプロダクトを提供している会社なので、ハードウェア事業を持っているSaaSならではの特徴がありそうで非常に楽しみです!最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。