フリクションレス(摩擦の少ない)ビデオコミュニケーションを実現する!Zoom Video Communications(ズーム)のKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)

saaslife_ フリクションレス(摩擦の少ない)ビデオコミュニケーションを実現する!Zoom Video Communications(ズーム)のKGI/KPI推移を調べてみた(1/2) 海外SaaS
saaslife_ フリクションレス(摩擦の少ない)ビデオコミュニケーションを実現する!Zoom Video Communications(ズーム)のKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)

ズームは端末の種類によらず簡単にビデオメッセージングができるSaaSを提供。

saaslife_参考:ズームのプロダクト紹介(1/2)

2021年2月6日時点の同社ホームページによれば、ズームはスマートフォンやパソコンなどのハード、さらにはこれらの上で動いているOSに依存せずに、簡単にビデオメッセージングができるSaaSを提供しています。コロナ禍によって、リモートワークを推奨している企業が増えている中、端末やOSに依存せずにビデオメッセージができる、と言うのはとても導入に際しては追い風になりそうですね。

ズームの製品ラインナップはZoom Meetings、Zoom Phone、Zoom Chat、Zoom Rooms、Zoom Conference Room Connector、Zoom Video Webinars、Zoom for Developers/Zoom App Marketplaceと多岐にわたる

saaslife_参考:ズームのプロダクト紹介(2/2)

同社のFY20Q4のForm10-Kによれば、ズームは

Zoom Meetings、

Zoom Phone、

Zoom Chat、

Zoom Rooms、

Zoom Conference Room Connector、

Zoom Video Webinars、

Zoom for Developers/Zoom App Marketplace

と多岐にわたる製品群を有しています。このように製品を羅列すると、異なるものをカバーしているように見えますが、例えばロジテック社のビデオ会議製品の中にZoomを組み込んで販売することを可能にしていたりします。さらに開発者が自分たちでZoomのAPIにつないでZoomを利用できるように、Zoom for DevelopersやZoom App Marketplaceなども提供しており、幅広く面をとるためのプロダクトを持っているようです。確かに、ロジテックの場合は、ハードウェアだけではビデオ会議自体ができないので、最先端かつ顧客の望むソフトウェアがあらかじめインストールされていれば、さらに自社のハードウェアも売りやすくなりますので、お互いに相乗効果がある、と言うことが言えそうですね。

2011年4月にCisco(シスコ)OBにより創業され、2019年3月にNasdaqに上場。

saaslife_参考:ズームの沿革

続いてズームの沿革についてご紹介します。ズームのwikipediaによれば、同社はシスコのOBが2011年4月に設立した企業とのことです。シスコは元々WebExというビデオ会議プロダクトを買収しており、創業者のエリック・ユアンはWebExに在籍していました。最初はSaasbeeと言う名前の会社で創業し、すでにSkype、Google Meets、Ciscoなどが市場にいる中、後発組として市場参入しています。その後2012年に今のZoomに社名変更を行い、2019年3月にNasdaqに上場しています。

ズームはガートナーによる調査結果(ビデオメッセージングの4象限)にて、リーダーポジション(実行能力、ビジョンの完成度が高い)に位置

saaslife_参考:ガートナーによるビデオミーティングの4象限

ズームの沿革でも「後発組」としてビデオコミュニケーション市場に参入したズームですが、2020年の10月12日に調査会社のガートナーが出版した「ビデオミーティングの4象限」結果によれば、ズームはリーダーポジションに位置するとのことです。ズームが市場参入前にいたGoogleなどは、チャレンジャーポジション(実行力はズームには及ばない、かつビジョンの完成度はズームに劣る)とのことです。こちらは、ズームの創業者が元々エンタープライズをターゲットにしているシスコ出身で、エンタープライズについて熟知していたことが特徴にあるのかもしれないですね。

ズームの開示KGI(売上高)推移は2020年1月期末で623億円。直近YoY成長率は188% 

saaslife_ズームの開示KGI(売上高)推移ズームの開示KGI(売上高)推移(1USD=100円換算)

では続いてズームの売上高から見てみましょう。直近4年の売上高推移を見ると、売上高の成長率はYoYで188〜249%の範囲にあります。凄まじい伸び率ですね。元々、特にIT企業で時間と場所の制約から解放されるリモートワークと言う働き方自身は今後広がっていくであろうことはコロナ前より兆候としてありました。しかし、コロナ禍により、対面での仕事を縮小している職場も世界中で出ており、結果としてコロナが追い風になっている側面は強そうです。

ズームのストック売上の比率は推定で100%(詳細は非開示)

saaslife_推定KPI:ズームの月額利用料(ストック売上)比率推移

続いて、ズームの売上高の構成比率について見てみましょう。FY20Q4のForm10-Kによればズームのストック売上比率の詳細は公開されていませんでした。しかし、そもそもズーム自身はフリーミアムモデルで始められる設計となっており、料金も全世界で展開できるようになっています。このため、顧客によってカスタマイズ、すなわちプロフェッショナルサービスを提供することはほとんど行っていないのではないか、と推測できます。 

さて、次回は全世界に向けて展開するズームに、どのような地域特性があるか、その顧客の特徴はどうなっているのか、分析していきます。非常に楽しみです!最後まで読んでいただきありがとうございました。

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