推定KPI:マネーフォワードの期末時点推定MRRは5.2億円
続いて、マネーフォワードの推定MRRについて述べます。なお、こちらは
・開示ARR / 12(ヶ月)
の計算により算出しています。こちらについては直近の成長率がやや加速していますが、ユーザー数の増加及び後に紹介する値上げの影響などが効いていそうです。直近2019年11月期末のYoY伸び率は159%なので、MRRもとても順調に伸びていることがわかります。
直近1社あたり単価は5千円/月、YoY成長率は137%。
続いて、マネーフォワードの一社あたり単価を調べます。マネーフォワードもフリーと同じく1社あたりの年間単価を公開しています。こちらで紹介する「計算」KPIとは、この公開情報を12の定数で割り算し、「月間」に直したものです。直近の2019年6月末時点情報では、1社あたり単価は5千円/月でYoY成長率は137%でした。一社あたりのARPUは2015年11月期末時点では約2,500円程度だったので、こちらが2倍近くの水準まで増えている、と言うことですね。
直近期末の推定契約ライセンス数は6.5万。YoY成長率は116%
公開されている売上高・ARPAを元に、Businessドメインのアカウントを推定したのがこちらのグラフです。直近期末である2019年11月期末のアカウント数は推定で6.5万、YoY成長率は116%です。
決算説明資料より読み取れた直近期末の課金ユーザー数は21.5万人
続いて、Homeドメインの利用者数です。2020年8月13日に発表された2020年12月期 第2四半期決算説明資料から読み取った限りでは、マネーフォワードHomeドメインの課金ユーザー数は2019年の11月期末時点で21.5万人おり、YoYの成長率は132%でした。なお、ARPUについては、公開されている通り、約500円/月ということで、こちらについては今回割愛します。
マネーフォワードの従業員数は691人、最新のYoY伸び率は175%
最後に、マネーフォワードの従業員数について述べます。2019年11月期で従業員数は691名。直近1年では175%の伸び率を示しています。マネーフォワードがマザーズ市場に上場したのは2017年のことですが、そこから3倍近い従業員数の増加を見せています。
最後に
2019年11月期ARRは60億円を超えたMoney Forward。今後、フリーとさらに領域が被ってくるはずなので、両者の比較をしていくことが楽しみです。それでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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