テレワークで日本を変える!ビジュアルコミュニケーションSaaS、ブイキューブ のKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)

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saaslife_テレワークで日本を変える!ビジュアルコミュニケーションSaaS、ブイキューブ のKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)

ブイキューブはWeb会議サービス、オンラインセミナー向けコミュニケーションサービスを提供。

さて、ブイキューブという会社はどのようなサービスを提供しているのでしょうか。2020/8/19時点の同社ホームページによれば、ブイキューブは「いつでも」・「どこでも」・『だれでも』使える、をコンセプトにWeb会議サービス、オンラインセミナー向けコミュニケーションサービスを提供しているとのことです。直近では、zoomやgoogleMeetと領域としては重なるところを狙っている、と言うことでしょうか。

第20期の通期有価証券報告書によれば、ブイキューブの事業セグメントは

  • ビジュアルコミュニケーション事業
  • ラーニングマネジメントシステム事業
  • アプライアンス事業

の3つで、それぞれ

  • web会議サービスV-VUBEのクラウド型、オンプレミス型の提供
  • 学習管理システムASKnLearn(ASEANの学校・企業向け)
  • テレビ会議システムに関連するハードウェア(Webカメラ、ヘッドセットなど)

を提供しています。セグメント別に提供しているサービスを見る限り、

  • 海外
  • ソフトウェアだけでなくハードウェアも

提供しており、ウェブ会議の関連事業で幅広いサービスを提供しているようですね。

saaslife_参考:ブイキューブのサービス展開領域
saaslife_参考:ブイキューブのサービス展開領域

元々はWebサイトデザインが事業目的の「株式会社ワァコマース」から出発

2000年の設立当初の事業目的はWebサイトデザインを事業目的に設立。その6年後に商号を変更し、その3年後にはマレーシアのクアラルンプールに事務所を設置したようですね。そのあともインドネシアのジャカルタ、シンガポールへと次々と進出しています。教育関連の事業セグメントについては、2015年に教育・研修分野の強化を目的として、株式会社システム・テクノロジー・アイを子会社化しています。現在ではオンライン学習、と言うのも普及してきていますし、当時からWeb会議と教育・研修と言う点は相性が非常によかったと言うことでしょうか。

saaslife_参考:ブイキューブ の沿革
saaslife_参考:ブイキューブ の沿革

ブイキューブ の開示KGI(売上高)推移:2019年12月期末で63.7億円。直近YoY成長率は80%

それではまずブイキューブの売上高から見てまいりましょう。直近5年の売上高の推移を見ると、売上高は年によってYoYが100%を割ることが起きているようです。中でも2016年->2017年、2018年->2019年については、売上高成長率が100%を割り込んでいますね。これは何が起きたのでしょうか。

有価証券報告書によれば、

  • 2016年から2017年への売上高減少:中国の自動車メーカー向けサービスが終了し、新サービスの提供開始が遅れたことが要因
  • 2018年から2019年への売上高減少:電子黒板サービス事業の売却と連結子会社のアイスタディ株式会社の株式外客により、同社を一部連結範囲から除外した

ことが要因と言うことです。どうやら、ハードウェアからソフトウェアへの比重強化を進めたと言うことが根底にあるようですね。

saaslife_ブイキューブ の開示KGI(売上高)推移
saaslife_ブイキューブ の開示KGI(売上高)推移

直近の推定月額課金比率は63.9%

続いて、月額課金の比率について調べてみましょう。アプライアンス事業・ラーニングマネジメントシステム事業・ビジュアルコミュニケーション3事業の割合が以下のグラフです。ブイキューブの中心事業がビジュアルコミュニケーション事業であることは確実なのですが、そのうちどれだけがクラウドでどれだけがオンプレミスかは不明でした。SaaSと言う上では、どちらかと言うとクラウドの方が正確なのではないかと思うんですが、オンプレミス型も含めて月額課金だと言う仮定の元「推定」月額課金比率としています。

saaslife_参考:ブイキューブ 売上高のサービス別構成比率の推移
saaslife_参考:ブイキューブ 売上高のサービス別構成比率の推移

次回以降、気になるKPI推移について紹介していきます!ブイキューブはこれまで取り上げてきたSaaS会社の中でも、コロナによるテレワーク需要増の影響を割と直接めに受けているSaaSであり、(今回の通期決算による分析の範囲では具体的な数字はまだ現れてきませんが)これまでとはまた違う特徴を持っているはずで、とても分析が楽しみです!

最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝

SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。

ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、

  • ホリゾンタル・バーティカルSaaS
  • エンタープライズとSMBSaaS

などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。

時期表紙取扱SaaSとそのリンク(上場日付順)
FY2022Q1 エッジテクノロジー
カジー
マーキュリーリアルテックイノベーター
ビーウィズ
FY2021Q4シンク
フォトシンス
GRCS
サイエンスアーツ
ラストワンマイル
スローガン
ボードルア
フレクト
ネットプロテクションズ
トゥルーデータ
ブロードエンタープライズ
JDSC
ヒュウガプライマリケア
グローバルセキュリティエキスパート
ラバブルマーケティンググループ
サインド
網屋
ザクー
フィナテキストホールディングス
エクサウィザーズ
ハイブリッドテクノロジーズ
エフ・コード
CS-C
ニフティライフスタイル
セキュア
FY2021Q3ラキール
フューチャーリンクネットワーク
モビルス
ユミルリンク
ロボットペイメント
セーフィー
FY2021Q2ビジョナル
ペイロール
プラスアルファ・コンサルティング
サイバートラスト
ファブリカコミュニケーションズ
ネオマーケティング
FY2021Q1ワカル
ウイングアーク1st
ベビーカレンダー
スパイダープラス
エイピアー
出版履歴

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