特徴的なロゴを持ちながらクラウドソリューション事業比率は55%超え!オロのKGI/KPI推移を調べてみた(2/2)

saaslife_特徴的なロゴを持ちながらクラウドソリューション事業比率は55%超え!オロのKGI/KPI推移を調べてみた(2/2) 国内SaaS
saaslife_特徴的なロゴを持ちながらクラウドソリューション事業比率は55%超え!オロのKGI/KPI推移を調べてみた(2/2)

TL:DR;

  • オロの2019年12月期末時点の推定MRRは約1億円
  • 導入アカウント数は17万アカウントを突破
  • 推定のARPUは585円、ARPAは14.2万円

さて、前回に引き続いてオロのKPIについて紹介したいと思います。まずは、MRRから。オロはMRRを開示していないので、

  • クラウドソリューション事業の売上
  • クラウドソリューション内のストック売上割合

を掛け算したものをARRとおき、MRRはARR/12として算出しています。

MRR算出のためのMRR成分の特定方法について

saaslife_参考:オロクラウドソリューション事業の構成より抜粋
saaslife_参考:オロクラウドソリューション事業の構成より抜粋

前回は約40%と紹介した既存顧客のストック売上がどのようになっているか、直近三期の第四四半期から比率を算出しましょう。ざっくり数字にすると

  • 2017年4Q:195 + 103 + 204
  • 2018年4Q:244 + 113 + 252
  • 2019年4Q:249 + 135 + 313 (太字はストック売上)
  • 三期4Q合計:1,808
  • 三期ストック売上合計:769

となり、ストック売上の割合はもう少し詳細にいうと42.5%(=769/1,808)となります。

推定KPI推移(オロの期末時点MRR)

saaslife_推定KPI:オロの期末時点MRR
saaslife_推定KPI:オロの期末時点MRR

以上の算出を根拠として推定したのがこちらの推定MRRです。直近の2019年12月時点での推定MRRはほぼ1億円になっており、伸び率はクラウドソリューション事業の伸び率と連動してざっくり120%程度で伸びていっています。(こちらはクラウド比率算出の根拠である割合が固定値で計算しているため、クラウドソリューション事業の伸び率と連動していることにご注意ください。)

開示KPI:オロのZAC、ZAC Enterpriseのアカウント数推移

saaslife_開示KPI:オロのZAC、ZAC Enterpriseのアカウント数推移
saaslife_開示KPI:オロのZAC、ZAC Enterpriseのアカウント数推移

続いて、ZAC、ZAC Enterpriseのアカウント数の推移を紹介します。なお、アカウント数については、有価証券報告書では言及がないため、四半期説明資料から抜粋してきました。四半期説明資料によれば、ZAC、ZAC Enterpriseのライセンス数は17万ライセンスを突破し、もうすぐ18万に到達しようとしています。今回の推定KPIとしての数字をみるために、四半期説明資料より以下の数値をグラフから読み取っています。

saaslife_開示KPI:ZAC、ZAC Enterpriseのアカウント数推移(四半期決算説明資料より抜粋)
saaslife_開示KPI:ZAC、ZAC Enterpriseのアカウント数推移(四半期決算説明資料より抜粋)

推定KPI推移(オロの期末時点ARPU)

saaslife_推定KPI:オロの期末時点ARPU
saaslife_推定KPI:オロの期末時点ARPU

以上の算出を根拠として推定したのがこちらの推定ARPUです。ARPUは推定MRRをライセンス数で割り算することで算出しています。500円台ということで、標準的なSaaSのARPU価格帯にいると言えるでしょう(なお、標準的なSaaSのARPU価格帯というのは、数百円から1,000円程度で、1万ユーザーいると数十万、高いもので100万程度というのが肌感覚での相場感です)。

推定KPI:オロの期末時点ARPA/1社あたりユーザー数

saaslife_推定KPI:オロの期末時点ARPA/1社あたりユーザー数
saaslife_推定KPI:オロの期末時点ARPA/1社あたりユーザー数

はじめに、ARPA(アーパと読み、Average Revenue Per Accountで、社あたりの売上)他を出すためにオロのホームページを確認したところ、導入実績はZACは導入社数が700社を突破したとのことでした。すでに記載した推定MRRを元にARPAを算出すると、ARPAはMRR/導入社数のため、約14万円がARPAだとわかります(なお、こちらAccountだと正確には社数なのですが、一社複数プロジェクトという可能性もあるので、社数ユニークにするともう少し減る可能性があります)。こちらのARPAをARPUで割ると1社数あたりのユーザー数が算出できるので、そちらを算出すると、平均で242人が使っていることがわかります。ZACはプロジェクト管理の側面もあるようなのですが、利用ユーザーが200人を超えているということから、エンタープライズの中の一事業部だったり大規模プロジェクトでの用途が多いのではないかと推測することができます。

開示KPI推移(オロの従業員数推移)

saaslife_参考:オロの従業員数推移
saaslife_参考:オロの従業員数推移

さて、ざっくり売上高50億円のオロ。一体何人の従業員でこれらの売上を上げているのでしょうか。直近開示されている数字によると連結の全従業員数は400人を超えており、前年比で105%〜120%程度の伸び率で推移しているようです。割合としてもデジタルトランスフォーメーション事業の割合が大きいですね。カナミックネットワークと比べると、ストック売上の比率は低く、コンサル事業など人手のかかる事業が中心、という事業の特色がここにも見て取れますね。

最後に

ロゴは特徴的だけれども、立派にクラウドサービスを提供しているオロを2回に分けてお届けいたしました。いかがだったでしょうか。今後も、いろいろなSaaSを調べていきたいと思います。SaaSって、本当にいいものですね!最後まで読んでいただきありがとうございました。

ちなみにSaaS関連の考え方全般については、元SalesforceでMarketoの福田さんが書いた「ザ・モデル」が詳しいです。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)また、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は青いバナーをクリックして見てみてください!


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