最新解約率は驚異の0.13%!和製IDaaS、HENNGEのKGI/KPIを調べてみた(2/2)

saaslife_最新解約率は驚異の0.13!和製IDaaS、HENNGEのKGIKPIを調べてみた22 国内SaaS
saaslife_最新解約率は驚異の0.13!和製IDaaS、HENNGEのKGIKPIを調べてみた22

TL:DR;

  • HENNGE(ヘンゲ)はIDaaSとしてHENNGE Oneを中心とするサービスを提供する会社である(前回記事)
  • 2019年9月期の売上の85%以上がストック収入からなる(前回記事)
  • 事業KPIを結構開示していて、2020年9月期第一四半期の最新月次解約率は0.13%という水準にある(これが今回の中心テーマ)

KPI推移(HENNGE Oneの契約企業数とユーザー数)

さて、前回に引き続き、HENNGEのKPIを紹介します。

まずは公開されているHENNGE Oneの契約企業数とユーザー数推移から。開示資料によれば、HENNGE Oneは

  • 導入社数は2019年9月期末時点でもうすぐ1,500社に到達する水準
  • 契約ユーザー数は150万人超え

しており、順調に伸び続けており、昨対の変化率は共に下がってきているとはいえ、それでも120%を超える水準で推移している。

saaslife_KPI推移(HENNGE Oneの契約企業数とユーザー数)


KPI推移(HENNGE OneのMRR関連指標)

次に、公開されているMRR関連情報を。開示資料によれば、

  • MRRはもうすぐ3億円を突破
  • 1社あたり平均のMRRは約20万円
  • 1ユーザーあたり単価は約150円

とのことだ。ARRは単純にMRRx12なので、売上としてもざっくり40億円に近い水準にいると言えるだろう。

saaslife_KPI推移(HENNGE OneのMRR関連指標)


KPI推移(HENNGE Oneの解約率)

最後に解約率について。なんとHENNGE Oneの解約率は2019年9月期末情報で、0.13%だったとのこと。解約率は1%未満であれば優秀と言われているSaaSの世界で極めて低い解約率だということが言える。

前回記事にて、HENNGE Oneを導入している企業は1社あたり7つのSaaSを導入しているという調査結果を紹介した。HENNGE One自体は、プロダクトの特性として、他のSaaSサービスの入り口にいるプロダクトでもある。このため、他のSaaSを解約することがあってもHENNGE Oneを解約すること自体は少ない、ことが背景にあると推測できる(企業内の情報セキュリティ責任者の特性としてセキュリティを気にしないわけにいかないから)。価格帯も平均単価は150円程度と導入に際して高すぎることもなく、社員数の少ない企業から大企業まで導入できる、ということだろうか。

saaslife_KPI推移(HENNGE Oneの解約率)


最後に

今回は2回に分けてIDaaSの会社、HENNGEについて紹介した。プロダクトが企業のどのようなニーズに対して応えているかによって、ユーザーの単価や解約率も結構変わるんだなという印象。いやあ!SaaSって、本当にいいもんですね。

ちなみにSaaS関連の考え方全般については、元SalesforceでMarketoの福田さんが書いた「ザ・モデル」が詳しいです。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)

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