- 消費財メーカー向けにデータマーケティング事業を展開。消費財メーカーが小売業から集約する購買データの収集/精製/分析を可能にしている
- 2000年10月三菱商事(株)の戦略子会社として、同社が50.3%出資してCRM事業を主業とするカスタマー・コミュニケーションズ(株)を設立。2017年7月社名を(株)True Dataに変更し、2021年12月東証マザーズへ上場。
- 売上高は2021年3月期末で11.7億円。直近YoY成長率は+15.3%
- 2011年〜2019年3月期末まではコンビニエンスストア売上を計上。2020年3月期以降は計上を停止
- 2020年12月期末のストック売上高比率は77.9%(公開されているストック型売上高の割合)
- ストック売上高に含むサービスはショッピングスキャン、分析クラウド、ドルフィンアイ、イーグルアイの4サービス
消費財メーカー向けにデータマーケティング事業を展開。消費財メーカーが小売業から集約する購買データの収集/精製/分析を可能にしている
さて、初めにトゥルーデータの事業についてご紹介します。2021/12/29時点の同社ホームページによれば、トゥルーデータは、
・消費財メーカー向けにデータマーケティング事業を展開しており、
・消費財メーカーが小売業から集約する購買データの収集/精製/分析を可能にしている
事業を営んでいます。
2000年10月三菱商事(株)の戦略子会社として、同社が50.3%出資してCRM事業を主業とするカスタマー・コミュニケーションズ(株)を設立。2017年7月社名を(株)True Dataに変更し、2021年12月東証マザーズへ上場。
続いて2021/11/11発表 第21期有価証券報告書よりトゥルーデータの沿革についてご紹介します。トゥルーデータの沿革によれば、トゥルーデータは
・2000年10月三菱商事(株)の戦略子会社として、同社が50.3%出資してCRM事業を主業とするカスタマー・コミュニケーションズ(株)を設立。購買者の行動が分析できるカスタマースキャンサービス開始
・2014年3月小売業向けにID-POSデータの分析および消費財メーカーへのデータ開示サービス「ショッピングスキャン」をリリース
・2014年11月消費財メーカー向けにID-POSデータの分析を可能にする購買行動分析SaaS「イーグルアイ」をリリース
・2016年7月「簡単」「高速」な消費者の購買トレンド分析SaaS「ドルフィンアイ」をリリース
・2017年7月社名を(株)True Dataに変更
・2021年12月東証マザーズへ上場
とのことです。
売上高は2021年3月期末で11.7億円。直近YoY成長率は+15.3%
では続いてトゥルーデータの売上高から見てみましょう。
2017年3月期末から2021年3月期末の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は-6.3%〜+15.3%の水準で推移しています。
2011年〜2019年3月期末まではコンビニエンスストア売上を計上。2020年3月期以降は計上を停止
続いて、トゥルーデータの売上高推移に関する参考情報です。同社の有価証券報告書によれば、トゥルーデータは
・2011年〜2019年3月期末まではコンビニエンスストア売上を計上
・2020年3月期以降は計上を停止
しています。こちらは、2010年から2019年まで大手コンビニエンスストアへのデータ外販支援事業(データ開示シ ステムの開発およびシステム運用業務の受託)を展開していたものが、コンビニエンスストア側の方針転換(内製化)により取引終了になったことが原因とのことです。コンビニエンスストア以外の売上(グラフ内の緑部分)は堅調に伸びていることがわかりますね。
2020年12月期末のストック売上高比率は77.9%(公開されているストック型売上高の割合)
続いて、トゥルーデータの売上高の構成比率について見てみましょう。2021/11/11発表の第21期有価証券報告書によれば、トゥルーデータはそのストック売上高比率を公開しています。こちらによれば、トゥルーデータの2020年12月期末のストック売上高比率は77.9%となっています。
ストック売上高に含むサービスはショッピングスキャン、分析クラウド、ドルフィンアイ、イーグルアイの4サービス
続いて、参考情報として、公開されているトゥルーデータのストック売上高の構成についてご紹介します。こちらによれば、ストック売上高に含むサービスは
・ショッピングスキャン
・分析クラウド
・ドルフィンアイ
・イーグルアイ
の4サービスとなっています。
さて、次回はトゥルーデータの各種KPIになっているのか分析していきます。トゥルーデータは長い歴史を持つ会社で、そのSaaSプロダクトがどのような価格設定や契約社数になっているか分析が楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!