- 2020年12月期末時点の計算MRRは1.05億円。直近YoY成長率は非公開
- Network All CloudはクラウドVPNのVerona、クラウド無線LANのHypersonix、クラウドProxyのV-Web Proxy、ITインフラ機材の業務を一括サポートするRunning Supporterからなる
- Network All Cloudの特徴は遠隔によるフルマネージドサービス、スピード導入、安心の価格体系の3点
- Network All Cloudの利用料金は初期費用、月額費用ともに非公開。詳細は要問い合わせ
- 2020年12月期末のNetwork All Cloudの推定平均顧客単価は4.2万円/月。最新YoY伸び率は非公開
- 2020年12月期末の契約社数は推定で2500社。最新YoY伸び率は非公開
- 2020年12月期の最新従業員数は111人。最新YoY伸び率は+18.1%
- 最後に
2020年12月期末時点の計算MRRは1.05億円。直近YoY成長率は非公開
はじめに、網屋のMRRについて述べます。なお、網屋はそのMRRを有価証券報告書の中では公開していません。一方で、第25期末において、ネットワークセキュリティ事業の売上高は公開しているため、こちらを月額課金によるものとみなし、12(ヶ月)で割り算して算出しています。
Network All CloudはクラウドVPNのVerona、クラウド無線LANのHypersonix、クラウドProxyのV-Web Proxy、ITインフラ機材の業務を一括サポートするRunning Supporterからなる
続いて、2021/12/22時点 同社ホームページより抜粋してきた網屋のSaaSプロダクト、Network All Cloudの特徴を紹介します。同社ホームページによれば、Network All Cloudは
・クラウドVPNのVerona
・クラウド無線LANのHypersonix
・クラウドProxyのV-Web Proxy
・ITインフラ機材の業務を一括サポートするRunning Supporter
の4つのプロダクトから成り立ちます。
それぞれ、
・クラウドVPNのVerona:ゼロトラストプライベートアクセスを提供するクラウド管理型VPNサービスであり、共有フォルダやリモートデスクトップ、基幹システムへワンクリックでセキュアに接続することが可能になるソリューション
・クラウド無線LANのHypersonix:ビジネス無線LANをクラウドから設計構築/運用するネットワーククラウドサービスであり、オフィスや店舗/工場/学校/病院などあらゆるWiFi環境を快適安全に運用することが可能になるソリューション
・クラウドProxyのV-Web Proxy:クラウド上のセキュリティゲートウェイを通信経由させることで、内部からの不適切または不正なインターネットアクセスをフィルタリングする出口対策ができるソリューション
・ITインフラ機材の業務を一括サポートするRunning Supporter:顧客の情報システム業務全般をクラウドから代行/支援するサービスであり、ネットワーク・サーバ機器の保守から見積査定まで、購入ルートに関わらずお客様の情報システム担当に代わって対応。エンジニアを派遣しない、低コストかつハイパフォーマンスなクラウド情シスソリューション
とのことです。
Network All Cloudの特徴は遠隔によるフルマネージドサービス、スピード導入、安心の価格体系の3点
続いて、2021/12/22時点 同社ホームページより抜粋してきた網屋のSaaSプロダクト、Network All Cloudの特徴を紹介します。同社ホームページによれば、Network All Cloudはその特徴として、
・遠隔によるフルマネージドサービス
・スピード導入
・安心の価格体系
の3点があるとのことです。
Network All Cloudの利用料金は初期費用、月額費用ともに非公開。詳細は要問い合わせ
続いて、2021年12月22日時点の同社ホームページより抜粋してきたNetwork All Cloudの料金体系を紹介します。同社ホームページによれば、Network All Cloudの利用料金は
・初期費用、月額費用ともに非公開
・詳細は要問い合わせ
となっています。
2020年12月期末のNetwork All Cloudの推定平均顧客単価は4.2万円/月。最新YoY伸び率は非公開
続いて、網屋の平均顧客単価についての推定情報をご紹介します。2021年12/22時点の同社ホームページ情報によれば、Network All Cloudは2500社の企業に導入されているとのことです。従って、この数字を2020年12月末の数字と仮定し、推定のMRRを割り算すると、2020年12月期末のNetwork All Cloudの推定平均顧客単価は4.2万円/月となります。ただし、こちらは、
・ネットワークセキュリティ事業の全ての売上がストック売上によるもの、かつ
・公開されている社数の全てがなんらかの継続課金を行っている
と仮定しているため、参考値であることにご注意ください。
2020年12月期末の契約社数は推定で2500社。最新YoY伸び率は非公開
続いて、網屋の契約社数についても見てみましょう。網屋はその期末時点の契約社数情報を公開していないため、2021/12/22時点の同社ホームページの契約社数2500社という情報を元に2020年12月期末の社数は2500社としています。
2020年12月期の最新従業員数は111人。最新YoY伸び率は+18.1%
最後に、網屋の従業員数について述べます。2020年12月期の最新従業員数は111人で最新YoY伸び率は+18.1%とのことです。従業員数の成長率は直近の6年間で+2.4%〜+19.7%の範囲で変動しています。従業員数は増加トレンドにあり、上場をきっかけに継続して伸びていきそうですね。
最後に
今回取り上げた網屋は、企業に対して必要不可欠なインフラネットワーク関連の業務をまとめてSaaSプロダクトを提供する会社でした。今後もさらにSaaSKPIの開示が進んでいくのが楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!