TL:DR;
- インフォマートの2019年12月売上高は85億円を突破
- セグメント区分は (1)BtoB-PF FOOD事業 (2)BtoB-PF ES事業 (3)その他 の3区分
- 売上高に占めるSaaS比率は約75%
インフォマートの開示KGI(連結売上高)推移
まずは売上から見ていきましょう。2019年12月期末で売上高は85億円を超えています。直近YoY売上成長率はほぼ110%代で安定した売上成長をしています。インフォマートのホームページによるとインフォマートは2006年に東証マザーズに上場しました。このため、これまでに紹介した会社と比べると上場後も比較的歴史の長い会社ではありますが、その後も安定して成長し続けるあたりがSaaSの堅調さを物語っていますね。
参考:インフォマート売上高のセグメント別構成比率の推移
続いて、売上高のセグメント別構成比率を見てみましょう。インフォマートは企業間の商行為(見積もり、販売、購買、請求、支払い、入金など)の取引を効率化することのできるプラットフォーム(従来紙を使って行っていたことをオンラインに移すことで手間や効率UP)です。そのセグメントは
- BtoB-PF FOOD事業
- BtoB-PF ES事業
- その他
の3セグメントから構成されています(なお、2018年と2019年でセグメント区分が変わっていますが、比較のために2019年12月期末の有価証券報告書に乗っていた前年比をもとに2018年のセグメント情報を算出しています)。
このうち、いわゆるSaaSと呼ばれる月額課金要素が入っているのは
- BtoB-PF FOOD事業
- BtoB-PF ES事業
の2つです。
売上高に占めるSaaS成分はざっくり75%くらいはあるという感じですかね。
次回以降、気になるKPI推移について紹介していきます!決算説明会資料を読んだ感じも、かなり詳細に各製品の単価を公開しているようで、とても分析が楽しみです。