宿泊施設を対象に公式サイト予約システムを中心とした各種ITサービスを提供
初めにトリプラの事業についてご紹介します。2022/11/25発表 事業計画及び成長可能性に関する事項によれば、トリプラは宿泊施設を対象に
- 公式サイト予約システム
- AIチャットボット
- CRM/MA
- 現地決済
サービスを提供しています。
2015年4月(株)Umami設立。2年後の2017年1月「tripla AIチャットボット(tripla bot)」をリリース後同年4月にtripla(株)に社名変更。2022年11月東証グロースへ上場。
続いて2022/10/20発表 第7期有価証券報告書よりトリプラの沿革についてご紹介します。トリプラの沿革によれば、トリプラは
- 2015年4月(株)Umami設立
- 2017年1月「tripla AIチャットボット(tripla bot)」をリリース
- 2017年4月社名をtripla(株)に変更
- 2019年7月「triplaホテルブッキング(現tripla bot)」をリリース
- 2020年1月チャネルマネージャー4社との連携が完了
- 2022年1月宿泊業界特化型のCRM・MAツール「tripla Connect」をリリース
- 2022年5月現地決済サービス「tripla Pay」をリリース
- 2022年11月東証グロースへ上場
とのことです。
トリプラの売上高は2021年10月期末で5.1億円。直近YoY成長率は+71.5%
では続いてトリプラの売上高から見てみましょう。
2017年10月期末から2021年10月期末の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は+5.0%〜+71.5%の水準で推移しています。
2021年10月期末の公開ストック売上高比率は53.0%
続いて、トリプラの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/11/25発表 事業計画及び成長可能性に関する事項によればトリプラはその固定収益を公開しています。そこで、公開されている固定収益の全売上高に占める比率をストック売上高比率とみなすと、トリプラのストック売上高比率は53.0%です。
さて、次回はトリプラの各種KPIを分析していきます。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。