グラッドキューブはマーケティングソリューション事業、SaaS事業、SPAIA(スパイア)事業の3事業を展開
初めにグラッドキューブの事業についてご紹介します。2022/9/28発表 事業計画及び成長可能性に関する説明資料によれば、グラッドキューブは、
- マーケティングソリューション事業、SaaS事業、SPAIA(スパイア)事業の3事業
を展開しており、このうち、ストック収益が
- SaaS事業
- SPAIA(スパイア)事業
にて発生しています。
なお、SPAIAは
- スポーツのデータ解析を行い、toC向けには無料、toB向けに有料でデータを提供するサービス
です。
2007年2月(合)グラッドキューブを設立。4年後の2011年1月マーケティングソリューション事業を開始。2022年9月東証グロースへ上場。
続いて2022/8/25発表 第15期有価証券報告書よりグラッドキューブの沿革についてご紹介します。グラッドキューブの沿革によれば、グラッドキューブは
- 2007年2月(合)グラッドキューブを設立
- 2008年2月(株)グラッドキューブに組織変更
- 2011年1月マーケティングソリューション事業を開始
- 2013年4月SaaS事業を開始
- 2016年9月スパイア(SPAIA)事業を開始
- 2022年9月東証グロースへ上場
とのことです。
グラッドキューブの売上高は2021年12月期末で12.2億円。直近YoY成長率は+37.7%
では続いてグラッドキューブの売上高から見てみましょう。
2017年12月期末から2021年12月期末の5年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は+11.3%〜+37.7%の水準で推移しています。
2021年12月期末の推定ストック売上高比率は24.7%
続いて、グラッドキューブの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/8/25発表 第15期有価証券報告書、2022/9/28発表 事業計画及び成長可能性に関する説明資料によればグラッドキューブはそのリカーリング収益を公開していない一方で、SaaS事業売上高とその中のパッケージ売上高を公開しています。このパッケージ売上高の全売上高に占める比率をストック売上高と仮定して計算すると、ストック売上高比率は推定で24.7%であることがわかります。
さて、次回はグラッドキューブの各種KPIを分析していきます。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。