フリーのFY23第1四半期末売上高は42.4億円

はじめにフリーの最新四半期末(2023年第1四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/11/14発表 2023年6月期 第1四半期 決算説明資料によれば、フリーの2023年第1四半期末の売上高は42.4億円であり、
- 計算の単月売上は 14.1億円/月
- 直近YonY成長率は +34.5%
- 直近QonQ成長率は +9.5%
となっています。
フリーのFY23第1四半期末推定ストック売上高比率は88.8%

続いて、フリーの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/11/14発表 2023年6月期 第1四半期 決算説明資料によれば、フリーはそのストック売上高を公開しておりません。そこで、公開されている直前四半期のARR/4をストック売上高とみなした売上高の全売上高に占める比率をストック売上高比率と仮定して計算を行うと、FY23第1四半期末のストック売上高比率は88.8%です。
参考に、フリーの四半期末時点売上高の実数推移をご紹介します。

公開KPI:フリーの四半期末時点ARR推移

続いてフリーの最新四半期末(2023年第1四半期末)のARRを見てみましょう。2022/11/14発表 2023年6月期 第1四半期 決算説明会資料にて公開されているARRによればフリーのFY23第1四半期末ARRは164.8億円であり、
- 計算の新規ARRは+4.7億円/月
- 直近YonY成長率は+36.3%
- 直近QonQ成長率は+9.4%
となっています。
計算のFY23第1四半期末MRRは13.7億円

続いてフリーの最新四半期末(2023年第1四半期末)の計算MRRを見てみましょう。2022/11/14発表 2023年6月期 第1四半期 決算説明資料によれば、フリーのARRを12で割り算した計算によるFY23第1四半期末MRRは13.7億円であり、
- 計算の新規MRRは+3,939万円/月
- 直近YonY成長率は+36.3%
- 直近QonQ成長率は+9.4%
となっています。
フリーのFY23第1四半期末のARPAは4.3万円/月

続いてフリーの最新四半期末(2023年第1四半期末)の平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/11/14発表 2023年6月期 第1四半期 決算説明資料によれば、フリーの2023年第1四半期末の平均顧客単価は4.3万円であり、
- 直近YonY成長率は+10.4%
- 直近QonQ成長率は+7.4%
となっています。
フリーのFY23第1四半期末の契約社数は38.6万社

続いてフリーの最新四半期末(2023年第1四半期末)の契約社数を見てみましょう。2022/11/14発表 2023年6月期 第1四半期 決算説明資料によれば、フリーの2023年第1四半期末の契約社数は38.6万社であり、
- 計算の単月契約社数は +2,417/月
- 直近YonY成長率は+23.5%
- 直近QonQ成長率は+1.9%
となっています。
以降はこれまでに紹介してきた単価、社数など各種KPIに関連した参考情報を数点ご紹介します。
参考:インボイス制度への対応がさらにプロダクトの価値向上に繋がる

続いてフリーの最新四半期末(2023年第1四半期末)のビジネスハイライトを見てみましょう。2022/11/14発表 2023年6月期 第1四半期 決算説明資料によれば、2013年10月以降始まるインボイス制度への対応がさらにプラットフォームとしてのフリーの価値向上につながるとのことです。
参考:統合型ERPにすることで、ユーザーは導入・運用コストが低く済む

フリーがインボイス制度に対応すると、仕分、取引先、承認履歴、決済状況などを同一のデータベースで一元管理することができるようになり、複数のソフトを導入しなくてよくなり、導入・運用コストが低く済むメリットがあります。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。