メドレーのFY22第2四半期末売上高は41.8億円
はじめにメドレーの最新四半期末(2022年第2四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/8/12発表 2022年12月期 第2四半期決算説明資料によれば、メドレーの2022年第2四半期末の売上高は41.8億円であり、
- 計算の単月売上は13.9億円/月
- 直近YonY成長率は +26.6%
- 直近QonQ成長率は+46.8%
となっています。
メドレーのFY22第2四半期末の推定ストック売上高比率は18.0%
続いて、メドレーの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/8/12発表 2022年12月期 第2四半期決算説明資料にて公開されているメドレーの
- 公開されている医療PFの売上高が
- 全売上高に占める比率
を全体のストック売上比率とみなすと、FY22第2四半期末のストック売上高比率は推定で18.0%と計算できます。
参考に、メドレーの四半期末時点売上高の売上種別実数推移をご紹介します。人材PF売上高が売上高の大きな割合を締めつつ、第2四半期に大きく伸びる性質があることが見て取れますね。
推定のFY22第2四半期末ARRは15.8億円
続いてメドレーの最新四半期末(2022年第2四半期末)のARRを見てみましょう。後ほど紹介する顧客単価1万円/月と利用医療機関数を使った計算により求めたメドレーのFY22第2四半期末ARRは15.8億円であり、
- 計算の新規ARRは+7,244万円/月
- 直近YonY成長率は+87.3%
- 直近QonQ成長率は+15.9%
となっています。
推定のFY22第2四半期末MRRは1.3億円
続いてメドレーの最新四半期末(2022年第2四半期末)のMRRを見てみましょう。先程求めたメドレーの推定ARRを12で割り算した計算によるFY22第2四半期末の推定MRRは1.3億円であり、
- 計算の新規MRRは+604万円/月
- 直近YonY成長率は+87.3%
- 直近QonQ成長率は+15.9%
となっています。
クリニクスの月額料金は10,000円/月〜
続いてメドレーの提供するクリニクスの料金を見てみましょう。2022/10/5時点 同社ホームページによれば、2022年10月時点で、
- 月額システム利用料は1万円/月〜、初期費用は要問い合わせ、決済額の3.45%の従量課金
となっており、月額システム利用料を下敷きに、従量課金と初期費用がかかる料金体系になっています。
FY22第2四半期末の公開利用医療機関数は13,172
続いてクリニクスの最新四半期末(2022年第2四半期末)の利用医療機関数を見てみましょう。2022/8/12発表 2022年12月期 第2四半期決算説明資料によれば、FY22第2四半期末公開利用医療機関数は13,172となっています。
- 計算の単月契約社数は +604
- 直近YonY成長率は+87.3%
- 直近QonQ成長率は+15.9%
となっています。
参考:大口顧客向けの売上の後ろ倒しが発生しつつも、通期業績予想は据え置き
続いてメドレーの最新四半期末(2022年第2四半期末)の業績ハイライトを見てみましょう。2022/8/12発表 2022年12月期 第2四半期決算説明資料によれば、メドレーの2022年第2四半期末の業績ハイライトは
- 大口顧客向けの売上の後ろ倒しが発生しつつも、通期業績予想は据え置き
とのことです。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。