フリーのFY22第4四半期末売上高は38.7億円
はじめにフリーの最新四半期末(2022年第4四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/8/12発表 2022年6月期 第4四半期 決算説明資料によれば、フリーの2022年第4四半期末の売上高は38.7億円であり、
- 計算の単月売上は 12.9億円/月
- 直近YonY成長率は +31.2%
- 直近QonQ成長率は +6.1%
となっています。
フリーのFY22第4四半期末推定ストック売上高比率は94.1%
続いて、フリーの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/8/12発表 2022年6月期 第4四半期 決算説明資料によれば、フリーはそのストック売上高を公開しておりません。そこで、公開されている直前四半期のARR/4をストック売上高とみなした売上高の全売上高に占める比率をストック売上高比率と仮定して計算を行うと、FY22第4四半期末のストック売上高比率は94.1%です。
計算のFY22第4四半期末MRRは12.5億円
続いてフリーの最新四半期末(2022年第4四半期末)の計算MRRを見てみましょう。2022/8/12発表 2022年6月期 第4四半期 決算説明資料によれば、フリーのARRを12で割り算した計算によるFY22第4四半期末MRRは12.5億円であり、
- 計算の新規MRRは+1,350万円/月
- 直近YonY成長率は+33.6%
- 直近QonQ成長率は+3.3%
となっています。
フリーのFY22第4四半期末のARPAは4.0万円
続いてフリーの最新四半期末(2022年第4四半期末)の平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/8/12発表 2022年6月期 第4四半期 決算説明資料によれば、フリーの2022年第4四半期末の平均顧客単価は4.0万円であり、
- 直近YonY成長率は+3.3%
- 直近QonQ成長率は+4.8%
となっています。
フリーのFY22第4四半期末の契約社数は37.9万社
続いてフリーの最新四半期末(2022年第4四半期末)の契約社数を見てみましょう。2022/8/12発表 2022年6月期 第4四半期 決算説明資料によれば、フリーの2022年第4四半期末の契約社数は37.9万社であり、
- 計算の単月契約社数は-1,822社/月
- 直近YonY成長率は+29.4%
- 直近QonQ成長率は-1.4%
となっています。
以降はこれまでに紹介してきた単価、社数など各種KPIに関連した参考情報を数点ご紹介します。
参考:全顧客セグメントの収益解約率は1.2%まで減少
続いてフリーの最新四半期末(2022年第4四半期末)の解約率を見てみましょう。2022/8/12発表 2022年6月期 第4四半期 決算説明資料によれば、フリーの2022年第4四半期末の収益解約率は1.2%、法人は0.6%とのことです。SMBセグメントを含めながら収益解約率が1.0%に近づいているところは非常に解約率が低いと読み取ることができます。解約率を下げるための施策として、
- カスタマーサクセス人員の拡充、顧客むけの動画などを拡充
- ワークフロー、複数プロダクト利用による解約率の低いユーザーの増加
- 年払いを行うfreee会計ユーザーの比率の向上
があるとのことです。
FY22第4四半期末の従業員数は916人
最後にフリーの従業員数推移を見てみましょう。2022/8/12発表 2022年6月期 第4四半期 決算説明資料によれば、フリーのFY22第4四半期末の従業員数は916人であり、
- 直近YonY(2020年から2021年の間)成長率は+39.6%
となっています。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。