ヘンゲのFY22第二四半期末売上高は13.9億円
はじめにヘンゲの最新四半期末(2022年第二四半期末)の売上高を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、ヘンゲの2022年第二四半期末の売上高は13.9億円であり、
- 計算の単月売上は4.6億円/月
- 直近YonY成長率は +18.7%
- 直近QonQ成長率は +5.7%
となっています。
ヘンゲのFY22第二四半期末推定ストック売上高比率は90.3%
続いて、ヘンゲの売上高の構成比率について見てみましょう。2022/5/12発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、ヘンゲはそのストック売上高推移を公開しておりません。そこで、公開されているHENNGE Oneのストック売上高をストック売上高とみなした売上高の全売上高に占める比率をストック売上高比率と仮定して計算を行うと、FY22第二四半期末のストック売上高比率は90.3%です。
計算のFY22第二四半期末MRRは4.3億円
続いてヘンゲの最新四半期末(2022年第二四半期末)の計算MRRを見てみましょう。2022/5/12発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、ヘンゲのARRを12で割り算した計算によるFY22第二四半期末MRRは4.3億円であり、
- 計算の新規MRRは+742万円/月
- 直近YonY成長率は+18.5%
- 直近QonQ成長率は+5.5%
となっています。
HENNGE OneのFY22第二四半期末のARPAは20.8万円
続いてヘンゲの最新四半期末(2022年第二四半期末)のHENNGE Oneの平均顧客単価推移を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料の
- 公開ARRを
- 公開社数、12(ヶ月)で割り算
によって求めたHENNGE OneのFY22第二四半期末の平均顧客単価は20.8万円であり、
- 直近YonY成長率は+4.5%
- 直近QonQ成長率は+2.6%
となっています。
FY22第二四半期末のHENNGE One契約社数は2,056
続いて最新四半期末(2022年第二四半期末)のHENNGE Oneの契約社数を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、2022年第二四半期末のHENNGE One契約社数は2,056社であり、
- 計算の単月契約社数は+19社/月
- 直近YonY成長率は+13.4%
- 直近QonQ成長率は+2.8%
となっています。
以降はこれまでに紹介してきた単価、社数など各種KPIに関連した参考情報を数点ご紹介します。
HENNGE OneはクラウドサービスのアクセスコントロールができるIDaaS
HENNGE Oneは
- さまざまなクラウドサービス(212のクラウドサービスに対応)のIDを投稿する
ことに加えて、
- システム管理者によるアクセスコントロールを可能にする
特徴があります。このアクセスコントロールにより、会社、自宅、外出先など、従業員のアクセス場面に応じたアクセス方針を定めることができます。
日本のクラウドコンピューティング導入率は2021年時点で22%
ヘンゲの引用しているガートナーによる2021年6月発表の資料によれば、
- 日本のクラウドコンピューティング導入率は2021年時点で22%
とのことです。ヘンゲのIDaaSの性質上、企業がクラウドサービスを導入すればするほどヘンゲを採用する確率は高くなりそうなので、最近のリモート勤務などの働き方の変化は追い風になりそうですね。
ヘンゲは300〜4,999人規模の企業を中心にHENNGE Oneを提供
続いて、HENNGE Oneを提供している企業の規模に関する図を紹介します。こちらの図によれば、ヘンゲは
- 300〜4,999人規模の企業を中心にHENNGE Oneを提供
していることがわかります。同じ規模感の企業群、さらに大規模、小規模の企業にもまだ導入できる可能性はあるので、TAMは明示されていませんが
- クラウド・コンピューティングの企業採択の進行
- ヘンゲによる企業開拓
が進むことでまだまだ市場シェアを獲得していくことができそうですね。
FY22第二四半期末の従業員数は216人
最後にヘンゲの従業員数推移を見てみましょう。2022/5/12発表 2022年9月期 第2四半期 決算説明資料によれば、ヘンゲのFY22第二四半期末の従業員数は216人であり、
- 直近QonQ成長率は+1.9%
となっています。
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。