- 2021年4月期末時点の計算MRRは0.72億円(公開されているARRを12ヶ月で割り算)。直近YoY成長率は-8.9%
- AIソリューションはデータ分析・アルゴリズム開発・PoCなど、顧客企業のデータ利活用プロジェクトを支援
- AIジョブカレは個人・法人向けにAI実装知識・ノウハウを習得し、仕事につなげるための教育講座を提供
- ジーンは法人向けに問い合わせフォームに自動で営業文言を送信するツールを提供
- AIソリューションの料金体系は月額費用、初期費用ともに非公開。要問い合わせ
- AIジョブカレの料金体系は個人:3,850〜52,800円、法人:13,860〜297,000円
- ジーンの料金体系は初期費用:非公開、月額費用:4.0〜8.0万円。最低利用期間3ヶ月
- 2021年4月期末時点の平均顧客単価は132.4万円/月。直近YoY成長率は非公開
- 顧客の平均単価を134万円/月と仮定した2021年4月期末時点の顧客数は計算で54社。経過年度で価格改定がなかったと仮定した場合のYoYの成長率は-8.9%
- 2021年4月期の最新従業員数は63人。最新YoY伸び率は+8.6%
- 最後に
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
2021年4月期末時点の計算MRRは0.72億円(公開されているARRを12ヶ月で割り算)。直近YoY成長率は-8.9%
はじめに、エッジテクノロジーのMRRについて述べます。なお、エッジテクノロジーはそのMRRを有価証券報告書の中で公開していない一方で、その通期・四半期単位のARRを公開しています。そこで
・公開されている通期のARRを12ヶ月で割り算
することによりそのMRRを算出しています。こちらによれば直近YoY成長率は-8.9%です。
AIソリューションはデータ分析・アルゴリズム開発・PoCなど、顧客企業のデータ利活用プロジェクトを支援
続いて、2022/2/17発表 事業計画及び成長可能性に関する説明資料p.8より抜粋してきたエッジテクノロジーの事業概要の中からAIソリューション事業の特徴を紹介いたします。同資料によればAIソリューションは
・データ分析・アルゴリズム開発・PoCなど、顧客企業のデータ利活用プロジェクトを支援
しており、その支援の特徴として
・エッジテクノロジー社の社員とAIフリーランスでチーム編成を行いサービスを提供
とのことです。
AIジョブカレは個人・法人向けにAI実装知識・ノウハウを習得し、仕事につなげるための教育講座を提供
続いて、2022/2/17発表 事業計画及び成長可能性に関する説明資料p.9より抜粋してきたエッジテクノロジーの事業概要の中からAIジョブカレの特徴を紹介いたします。同資料によればAIジョブカレは
・個人・法人
向けに
・AI実装知識・ノウハウを習得し、仕事につなげるための教育講座を提供
しているとのことです。なお、2022年4月上半期時点の受講生数は個人向けのプランで延べ1,473名いるとのことで、今後も企業のAI活用が進むことによってさらに増えていきそうですね。
ジーンは法人向けに問い合わせフォームに自動で営業文言を送信するツールを提供
続いて、2022/2/17発表 事業計画及び成長可能性に関する説明資料p.10より抜粋してきたエッジテクノロジーの事業概要の中からジーンの特徴を紹介いたします。同資料によればジーンは
・法人
向けに
・問い合わせフォームに自動で営業文言を送信するツールを提供
しているとのことです。こちらは、さまざまな問い合わせ窓口に問い合わせをしている企業に対して、人力で行わなくとも自動的に登録できる仕組みのようで、自力で行う必要がないのは便利ですね。
AIソリューションの料金体系は月額費用、初期費用ともに非公開。要問い合わせ
続いて、2022/4/17時点 同社ホームページより抜粋したAIソリューションの料金体系を紹介します。同資料によれば、AIソリューションの料金体系は月額費用、初期費用ともに非公開となっており、問い合わせが必要とのことです。
AIジョブカレの料金体系は個人:3,850〜52,800円、法人:13,860〜297,000円
続いて、2022/4/17時点 同社ホームページより抜粋したAIジョブカレの料金体系を紹介します。同資料によれば、AIジョブカレの料金体系は
・個人:3,850〜52,800円
・法人:13,860〜297,000円
となっています。なお、単独の講座単位で選択することができ、講座アカウント発行後90日以内は受講が可能になります。
ジーンの料金体系は初期費用:非公開、月額費用:4.0〜8.0万円。最低利用期間3ヶ月
続いて、2022/4/17時点 同社ホームページより抜粋したジーンの料金体系を紹介します。同資料によれば、ジーンの料金体系は
・初期費用:非公開
・月額費用:4.0〜8.0万円
となっています。なお、最低利用期間は3ヶ月であり、月当たりの送信通数、契約月数(3、6、12ヶ月)により料金が変わります。
2021年4月期末時点の平均顧客単価は132.4万円/月。直近YoY成長率は非公開
続いて、エッジテクノロジーの平均顧客単価について紹介します。なお、エッジテクノロジーはそのリカーリング顧客の平均顧客単価を公開しています。2022/2/17発表 事業計画及び成長可能性に関する説明資料p.30によれば、
・2021年4月期末時点の平均顧客単価は132.4万円/月
・直近YoY成長率は非公開
となっています。
顧客の平均単価を134万円/月と仮定した2021年4月期末時点の顧客数は計算で54社。経過年度で価格改定がなかったと仮定した場合のYoYの成長率は-8.9%
続いて、エッジテクノロジーの有料登録者数についても見てみましょう。2022/1/14発表 第7期有価証券報告書によれば、
・顧客の平均単価を134万円/月と仮定した2021年4月期末時点の顧客数は計算で54社
となっており、さらに
・経過年度で価格改定がなかったと仮定した場合のYoYの成長率は-8.9%
と推定することができます。ただし成長率については過去の顧客単価も最新の単価と同様と仮定しているためあくまで目安であることにご注意ください。
2021年4月期の最新従業員数は63人。最新YoY伸び率は+8.6%
最後に、エッジテクノロジーの従業員数について述べます。2022/1/14発表 第7期有価証券報告書によれば、
・2021年4月期の最新従業員数は63人
・最新YoY伸び率は+8.6%
とのことです。従業員数の成長率は直近の5年間で-9.7%〜+100.0%の範囲で変動しています。上場を機に従業員数は伸びていきそうですね。
最後に
今回取り上げたエッジテクノロジーは、AIを使ったソリューション提供という分野にて、複数サービスを提供していました。AI系のサービスは単価が相対的に高く、今後もコロナ禍が落ち着いた後の顧客数推移や解約率などまだ公開されていないKPI情報も今後公開されていくことがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。