- サインドは理美容店舗向け予約システムのビューティーメリット(Beauty Merit)を展開
- 2011年10月(株)サインドを設立し、翌年の2012年5月美容室向け公式iOSアプリ・Androidアプリが作成できるビューティーメリット(Beauty Merit)を提供開始。リリースから4年後の2016年11月課金店舗数が1,000件を突破し、リリースから9年後の2021年6月には課金店舗数が5,000件を突破。同年12月に東証マザーズ上場予定。
- 売上高は2021年3月期末で8.0億円。直近YoY成長率は+49.4%
- 2021年3月期末のストック売上高比率は77.3%(公開情報のサブスクリプション売上高の比率を使用)
- 最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
サインドは理美容店舗向け予約システムのビューティーメリット(Beauty Merit)を展開
さて、初めにサインドの事業についてご紹介します。2021/11/28時点の同社ホームページによれば、サインドは、
・理美容店舗向け予約システムのビューティーメリット(Beauty Merit)
を展開しています。
2011年10月(株)サインドを設立し、翌年の2012年5月美容室向け公式iOSアプリ・Androidアプリが作成できるビューティーメリット(Beauty Merit)を提供開始。リリースから4年後の2016年11月課金店舗数が1,000件を突破し、リリースから9年後の2021年6月には課金店舗数が5,000件を突破。同年12月に東証マザーズ上場予定。
続いて2021/11/17発表 第10期有価証券報告書よりサインドの沿革についてご紹介します。サインドの沿革によれば、サインドは
・2011年10月(株)サインドを設立
・2012年5月美容室向け公式iOSアプリ・Androidアプリが作成できるビューティーメリット(Beauty Merit)を提供開始
・2016年11月課金店舗数が1,000件を突破
・2018年8月課金店舗数が2,000件を突破
・2020年3月課金店舗数が3,000件を突破
・2021年3月課金店舗数が4,000件を突破
・2021年6月課金店舗数が5,000件を突破
・2021年12月東証マザーズへ上場予定
とのことです。直近で課金店舗の数の伸びが増えていますね。
売上高は2021年3月期末で8.0億円。直近YoY成長率は+49.4%
では続いてサインドの売上高から見てみましょう。
2018年3月期末から2021年3月期末の4年分の売上高を見ると、YoYの売上高成長率は+30.2%〜+75.0%の水準で推移しています。一度下がっていた成長率が2020年3月期末から2021年3月期末にかけて再度増えていますね。
2021年3月期末のストック売上高比率は77.3%(公開情報のサブスクリプション売上高の比率を使用)
続いて、サインドの売上高の構成比率について見てみましょう。2021/11/17発表の第10期有価証券報告書によれば、サインドはそのサブスクリプション売上高比率を公開しています。そこで、このサブスクリプション比率をストック売上比率としています。
さて、次回はサインドのビューティーメリットがどのようなKPIになっているのか、分析していきます。サインドは理美容室向けのサイトコントローラーを提供している、ということでその特徴は以前紹介した手間いらずにも似てそうです。このため深掘りがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝
SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。
ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、
- ホリゾンタル・バーティカルSaaS
- エンタープライズとSMBSaaS
などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。