2020年8月期末時点の計算MRRは0.16億円
はじめに、サイエンスアーツのMRRについて述べます。なお、サイエンスアーツはそのARRを有価証券報告書の中で公開しており、このARRを12ヶ月で割り算することで、計算MRRとしてこの数字は求めています。
バディコムは音声・映像をワンプッシュでメンバーへライブ送信、グループ通話・ライブキャストへの対応、さまざまな機器に対応、数千、数万ユーザーに対応などの機能を提供
続いて、2021年11月3日時点の同社ホームページより抜粋してきたバディコムの機能を紹介します。同社ホームページによれば、バディコムは
・音声・映像をワンプッシュでメンバーへライブ送信
・グループ通話・ライブキャストへの対応
・さまざまな機器に対応
・数千、数万ユーザーに対応などの機能を提供
などの特徴を持っているそうです。
バディコムは大規模法人の利用で必要な履歴管理、通信のSSL/TLS化などにも対応
さらに同社ホームページによれば、バディコムは大規模法人の利用で必要な
・履歴管理、
・通信のSSL/TLS化
などにも対応しているとのことです。チームコミュニケーションは企業の規模に依存しないので、大企業も導入に際して安心な特徴を備えていますね。
バディコムの利用料金は初期費用:0円、月額費用:1,100円〜3,300円
続いて、2021年11月3日時点の同社ホームページより抜粋してきたサイエンスアーツのSaaSブロダクト、バディコムの料金体系を紹介します。同社ホームページによれば、バディコムは
・初期費用:0円
・月額費用:1,100円〜3,300円
です。なお、月額費用はその機能特徴及び、支払いを年一括にすると割引があります。
2020年8月期末のバディコムの平均顧客単価は非公開、平均ユーザー単価は推測で数千円/月
こちらはバディコムについて、2021/11/3日時点の同社ホームページより抜粋したキーワードマップの導入事例ページです。企業の大小に関わらずさまざまな企業が導入をしていることが企業ロゴよりわかりますが、平均社単価・ユーザーに関する情報は公開されていませんでした。このため、料金の情報でも記載した内容の再掲にはなりますが、推測で平均ユーザー単価は月額数千円程度であると想定されます(なお、月額契約の際のユーザー単価の平均単価は2,200円/月であり、後述のユーザー数の算定でこちらの単価を使います)。
2020年8月期末のバディコム推定契約ユーザー数は7,321ユーザー
続いて、サイエンスアーツの契約ユーザー数についても見てみましょう。2021/10/19発表 第17期有価証券報告書によれば、バディコムはその契約ユーザー数、社数を公開していません。そこで、平均ユーザー単価が2,200円だと仮定すると、7,321ユーザーが利用していることが推測されます。(が、こちらは単価に関する仮定がやや強引なので、数千〜数万のユーザーがいるというくらいの精度です。)
2020年8月期の最新従業員数は17人。最新YoY伸び率は+6.3%
最後に、サイエンスアーツの従業員数について述べます。2021年8月期の最新従業員数は17人で最新YoY伸び率は+6.3%とのことです。従業員数の成長率は直近の5年間で+6.3%〜+160.0%の範囲で変動しています。まだ20人未満の会社なので、上場を機にさらに伸びていきそうですね。
最後に
今回取り上げたサイエンスアーツは、コミュニケーションツールであるバディコムを提供する会社でした。これまで近いところではブイキューブなどを紹介してきましたが、業務上パソコンで必ずしも通信する前提でない方達を対象にコミュニケーションツールを提供しているところががとても面白い会社だなと思いました。今後単価・社数の経年推移や解約率なども含めて、SaaS関連の指標が開示されていくのがとても楽しみです。最後まで読んでいただきありがとうございました!