中小企業における労働生産性の向上、経営課題解決に向けたソリューションを提供!中小企業向け経営支援プラットフォームSaaS、Big Advanceを提供するココペリのKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)

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saaslife_中小企業における労働生産性の向上、経営課題解決に向けたソリューションを提供!中小企業向け経営支援プラットフォームSaaS、Big Advanceを提供するココペリのKGI/KPI推移を調べてみた(1/2)

ココペリは金融機関を対象に、金融機関がその取引先に提供する各種情報を集約したサイトBig Advance、ビッグデータ分析AIモジュールのFAI、サポートサービスのITサポートサービスの3つを主要なサービスとして提供

saaslife_参考:ココペリの事業構造紹介

はじめにココペリの事業についてご紹介します。同社のホームページによれば、ココペリは金融機関を対象に、金融機関がその取引先に提供する各種情報を集約したサイトBig Advance、ビッグデータ分析AIモジュールのFAI、サポートサービスのITサポートサービスの3つを主要なサービスとして提供しているようです。この3つのサービスの中で、SaaSの要素があるのがBig Advanceのようですね。

ビジネスマッチング、スマートフォンホームページ作成など金融機関がその取引先の中小企業に提供可能なプラットフォームを提供

saaslife_参考:ココペリのSaaS、Big Advanceの概要

続いてココペリのSaaS、Big Advanceの概要をご紹介します。同社のホームページによれば、Big Advanceにより、金融機関はその取引先の中小企業に

・ビジネスマッチング

・スマートフォンホームページ作成など

金融機関がその取引先の中小企業に提供可能なプラットフォームを提供できるようです。確かに、金融機関が自前でこれらを用意するには本来の業務と異なることを行う必要が出てきますし、金融機関での業務も共通した業務も多そうなので、プラットフォーム化しておくことで金融機関もココペリも双方メリットがありそうですね。

2007年6月株式会社ココペリ設立後、2018年4月中小企業向け経営支援プラットフォームBig Advanceを提供開始。2020年12月東証マザーズに上場。

saaslife_参考:ココペリの沿革

続いて2020/11/13発表 新規上場申請のための有価証券報告書よりココペリの沿革についてご紹介します。ココペリの沿革によれば、2007年6月株式会社ココペリ設立後、2018年4月中小企業向け経営支援プラットフォームBig Advanceを提供開始後、2020年12月東証マザーズに上場しています。途中、会社名をココペリからココペリインキュベートに変更し、その後ココペリにもう一度社名を変更しています。社名の省略、サービス名に合わせた社名変更はこれまで何度かこのサイトでも紹介してきましたが、初めてのパターンな気がします。

ちなみに、ココペリという名前について、wikipediaによれば、アメリカ・インディアンの精霊の1つであり、「豊作・子宝・幸運」をもたらす神様ということです。これまで、さまざまなロゴがありましたが、ロゴも特徴的な会社なんですね。縁起が良さそうな社名です!

ココペリ - Wikipedia

2020年3月期末で売上高は4.14億円、直近YoY成長率は223% 

saaslife_ココペリの開示KGI(売上高)推移

では続いてココペリの売上高から見てみましょう。直近4年の売上高推移を見ると、売上高の成長率はYoYで117〜223%の範囲にあります。特に直近数年の売上高成長率が年々伸びているところが印象的な会社ですね。

2020年3月期末でストック売上比率は最大100% 

saaslife_開示KPI:ココペリの月額利用料(ストック売上)比率推移

続いて、ココペリの売上高の構成比率について見てみましょう。2020/11/13発表 新規上場申請のための有価証券報告書、2020/12/18発表 成長可能性に関する説明資料によれば、ココペリはセグメントが単一セグメント、かつストック売上とフロー売上の売上高の詳細も公開していません。従業員も30人程度、という少なさのため、ストック比率は最大100%近いと推測されます。

さて、直近は医療や介護系に特化した、いわゆるバーティカルSaaSを紹介してきました。今回は金融機関向けのバーティカルSaaSであるBig Advanceを提供するココペリをご紹介しました。さて、次回はそのSaaSプロダクト、Big AdvanceがどのようなKPIになっているのか、分析していきます。非常に楽しみです!最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝

SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。

ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、

  • ホリゾンタル・バーティカルSaaS
  • エンタープライズとSMBSaaS

などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。

時期表紙取扱SaaSとそのリンク(上場日付順)
FY2022Q2 セカンドサイトアナリティカ
サークレイス
ペットゴー
トリプルアイズ
ヌーラボ
FY2022Q1 エッジテクノロジー
カジー
マーキュリーリアルテックイノベーター
ビーウィズ
FY2021Q4シンク
フォトシンス
GRCS
サイエンスアーツ
ラストワンマイル
スローガン
ボードルア
フレクト
ネットプロテクションズ
トゥルーデータ
ブロードエンタープライズ
JDSC
ヒュウガプライマリケア
グローバルセキュリティエキスパート
ラバブルマーケティンググループ
サインド
網屋
ザクー
フィナテキストホールディングス
エクサウィザーズ
ハイブリッドテクノロジーズ
エフ・コード
CS-C
ニフティライフスタイル
セキュア
FY2021Q3ラキール
フューチャーリンクネットワーク
モビルス
ユミルリンク
ロボットペイメント
セーフィー
FY2021Q2ビジョナル
ペイロール
プラスアルファ・コンサルティング
サイバートラスト
ファブリカコミュニケーションズ
ネオマーケティング
FY2021Q1ワカル
ウイングアーク1st
ベビーカレンダー
スパイダープラス
エイピアー
出版履歴

管理人のSaaslifeです。

本サイトにお越しいただきありがとうございます!

SaaSについて、

・SaaSとオンプレミス型の違いは何か

・SMBとエンタープライズ

・ホリゾンタルSaaSとバーティカルSaaS

・MRRとARR、単価と社数の関係

・IPOした各社のプロダクト特徴や沿革

を各社の公開情報(IR)からまとめた電子書籍を四半期に一度発行しています。

SaaSビジネスの全体像を掴むためであれば1冊読んでいただければ十分です。

各社IRを見たら載っている、など辛辣なレビューもいただいてます。

良いレビューも悪いレビューも受け止めて今後も内容の充実に努めていきます。

が、IRを個別に見なくても全体像を把握できるようにする目的でまとめています。

上で紹介した電子書籍はkindle Unlimitedにご登録されていれば全冊無料で読んでいただくことができます。

もしご登録されていなければ、以下よりご登録ください!

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