「データフィード」「ソーシャルログイン(ID連携)」の2技術でマーケティング事業を展開!フィードフォース のKGI/KPI推移を調べてみた(2/2)

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saaslife_「データフィード」「ソーシャルログイン(ID連携)」の2技術でマーケティング事業を展開!フィードフォース のKGI/KPI推移を調べてみた(2/2)

開示KPI:フィードフォースの直近期末時点ストック比率は約3割

saaslife_開示KPI:フィードフォースの期末時点推定ストック売上比率

はじめにフィードフォースの期末時点ストック(月額課金)比率を見てみましょう。なお、フィードフォースのストック比率は、SaaS事業売上高/売上高(SaaS事業とプロフェッショナルサービス事業の和)で算出しています。フィードフォースは元々75%近くあったストック比率が直近2年でかなり下がってきていますね。これは何によって生じているのでしょうか。前回の記事にて、2019年から子会社化したアナグラム(セグメントはプロフェッショナルサービス)の売上を連結売上高に取り込んだことをご紹介したので、アナグラムの影響であることは確実であると思われつつ、他にはどのサービスが伸びているのでしょうか。

フィードフォースの期末時点利用件数で伸びているのはAnagram、ECbooster、dfplus.io。中でもAnagramは2019年5月期発表から新規追加

saaslife_開示KPI:フィードフォースの期末時点利用件数

こちらは、フィードフォースのサービス別期末時点利用件数です。フィードフォースはサービス別に詳細の件数を公開しています。件数ベースで言うと、直近の2018年5月期末から2019年5月期末で、プロフェッショナルサービス事業のサービス別利用件数は

  • Anagram:-
  • Feedmatic:106.7%
  • DF PLUS:103.7%

の伸びを見せており、SaaS事業のサービス別利用件数は

  • EC Booster:109.9%(その直前期で549.1%)
  • dfplus.io:141.8%(その直前期で204.2%)
  • ソーシャルPLUS:112.3%

と全体的に利用件数は大きく増えている中、Anagramのみならず、SaaS系サービスもほぼ全てのサービスにてYoYで110%以上の利用件数の伸びが起きています。SaaSの世界にて、単価の変更を行うと新規の利用件数の伸びは小さくなる傾向があるため、単価変更がないと仮定すると、サービスの伸び、中でもAnagramを中心としたプロフェッショナルサービスの伸びによって、大きく売上のプロフェッショナルサービス比率が上がっている、ということができそうです。

推定KPI:フィードフォースの期末時点推定MRRは2019年5月期末時点で0.40億円超え

saaslife_推定KPI:フィードフォースの期末時点MRR推移

次に、フィードフォースの推定MRRについて述べます。なお、こちらは

  • SaaS事業売上 / 12(ヶ月)

により算出しています。直近2年で0.3億円近く積み上がっているので、現状のペース維持で次回の決算でMRRは0.55億円くらいになりそうなペースですね。

推定KPI:フィードフォースの期末時点ARPAのPS/SaaS事業のARPA倍率は6〜8倍

saaslife_推定KPI:フィードフォースの期末時点ARPAのPS/SaaS事業のARPA倍率は6〜8倍

続いて、フィードフォースのARPAについて述べます。なお、このARPAは各事業セグメント別の割合をそれぞれの事業セグメントの利用件数の総和で割ったものです。グラフより、プロフェッショナルサービスの単価が30万円近くのところがAnagramの加入により40万円近くに増えている一方で、SaaS事業の方は約5万円の水準を保っていることがわかりますね。このことから、多少前年比で件数の伸び率が緩やかだったと仮定しても、単価がかなり大きいためフィードフォースの売上高に影響を及ぼす要素として大きいのはプロフェッショナルサービスの売上である、と言うことができます。

フィードフォースの従業員数は144人、最新のYoY伸び率は197%

最後に、フィードフォースの従業員数について述べます。2019年5月期で従業員数は144名。直近の1年でほぼ2倍に近い増加をしています。図はフィードフォースの事業部別の人員数を表していますが、プロフェッショナルサービスの増え方が3倍以上に大きく増えています。こちらは、アナグラムの加入によるものだと推定できそうですね。

最後に

シングルサインオン・データフィードSaaSを提供するフィードフォースについてご紹介しました。見ていただいた通り、プロフェッショナルサービスでしっかりと売上も作りつつ、SaaS事業も伸ばしているところがが印象に残りました。コロナにより、企業の広告出稿は影響を少なからず受けてくるはずですが、フィードフォースの提供しているものはECだったり、今後伸びるであろう市場に対応しているものが多いので、次回の通期決算にどこまでポジティブな影響が出てくるかは非常に楽しみですね。SaaSって、本当にいいものですね!最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後にSaaSを理解するための本のご紹介と宣伝

SaaSの本質であるリード生成、商談獲得、商談受注までのプロセスを表す一連の流れを指し、Salesforce、Marketoで勤務した経験を持つ福田氏による名著です。基本的なSaaSオペレーションの諸概念について、簡単な言葉で表現してくれており、SaaSの全体観を掴むのに適しています(なお、SaaS全体のおすすめ本はこちらにまとめています)。

ちなみに2021年以降にIPOしたSaaS関連各社の四半期単位の各社については、本サイトをまとめた書籍を執筆しています。(画像クリックでamazonの新しいタブが開きます。)当該期間にIPOした新規上場SaaSの分類として、

  • ホリゾンタル・バーティカルSaaS
  • エンタープライズとSMBSaaS

などの分類とまた、その他関連SaaS書籍をまとめておきましたので、興味のある方は以下よりご覧ください。なお、リンクのクリックで個社の過去記事をご覧いただくこともできます。

時期表紙取扱SaaSとそのリンク(上場日付順)
FY2022Q2 セカンドサイトアナリティカ
サークレイス
ペットゴー
トリプルアイズ
ヌーラボ
FY2022Q1 エッジテクノロジー
カジー
マーキュリーリアルテックイノベーター
ビーウィズ
FY2021Q4シンク
フォトシンス
GRCS
サイエンスアーツ
ラストワンマイル
スローガン
ボードルア
フレクト
ネットプロテクションズ
トゥルーデータ
ブロードエンタープライズ
JDSC
ヒュウガプライマリケア
グローバルセキュリティエキスパート
ラバブルマーケティンググループ
サインド
網屋
ザクー
フィナテキストホールディングス
エクサウィザーズ
ハイブリッドテクノロジーズ
エフ・コード
CS-C
ニフティライフスタイル
セキュア
FY2021Q3ラキール
フューチャーリンクネットワーク
モビルス
ユミルリンク
ロボットペイメント
セーフィー
FY2021Q2ビジョナル
ペイロール
プラスアルファ・コンサルティング
サイバートラスト
ファブリカコミュニケーションズ
ネオマーケティング
FY2021Q1ワカル
ウイングアーク1st
ベビーカレンダー
スパイダープラス
エイピアー
出版履歴

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SaaSについて、

・SaaSとオンプレミス型の違いは何か

・SMBとエンタープライズ

・ホリゾンタルSaaSとバーティカルSaaS

・MRRとARR、単価と社数の関係

・IPOした各社のプロダクト特徴や沿革

を各社の公開情報(IR)からまとめた電子書籍を四半期に一度発行しています。

SaaSビジネスの全体像を掴むためであれば1冊読んでいただければ十分です。

各社IRを見たら載っている、など辛辣なレビューもいただいてます。

良いレビューも悪いレビューも受け止めて今後も内容の充実に努めていきます。

が、IRを個別に見なくても全体像を把握できるようにする目的でまとめています。

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